缶バッジ作りは楽しーぞ!

缶バッジの成り立ちを身をもって知ることができました!

オリジナルバッジイロイロ

このページを作るにあたり
いつもの調子で道具の自己流解説ページをコンコンと作ったんだけど
考えてみると知ったトコロでフツーに買うよーな道具じゃないから
メカニカル的見地は別ページにしました どーにも気になる方は コチラ からどーぞ
ココでは実際の使い心地とバッジの出来上がるまでを紹介してみます
現在使い始めてからまだ15時間と経ってませんが、もう既にコイツの虜です(笑)

何はなくともまずは図案作りっす

図案の準備01

ウチに来たコイツで作れる缶バッジは54mm径のタイプ デカ過ぎず小さ過ぎずといったとこですかね サイズ的にケッコウ細かく表現できそうなんで、いざデザイン考案・・・
とか思ったんだけど、とりあえず何か作ってみたいってコトで、イマまでステッカー用なんかに起こしたデザインをアレンジして使うことにしました
デザイン自体は54mmの円内に収めるんだけど、バッジの部品としては66.5mm径の円であることが条件 だもんで上写真では図案に対して円の外径が大きく見えるかと思います 紙の指定は特にないんだけど、刷り上りを優先してエプソンのPM写真用紙(光沢)でいくことに 普通紙で試したトコロ、紙が薄くて下地を拾いパキっとした色調にならなかったっすね プリントできたらカットとなるワケですが、ココでコイツに付属してきたコンパスカッター(ADカッター)を使ってみると、円のガイドとなるアルミプレート(下写真右)の 遊び が思いの外大きく、切り出すとわずかにズレが生じます ある程度慣れればいんだろーけど、ウチには使い慣れたコンパスカッターがあるんでそっちでいくことに

NTコンパスカッター

カッターは ハンドツール で紹介してるNTのC-1500 センターに穴を開けない円を切り出せる機能がウリっす コイツのガイドプレートを少しだけ改造し、ど真ん中になるクセを見つけ出すのに数十枚切りましたねぇ 結果、まぁヨシとしますかってくらいの精度で切れるよーになりましたが、実はこの段階でいかに正確なカットをできるかがアガリを大きく左右するよーです コレはデザインにもよるんだけど、例えば円の外周をなぞるよーに図案や文字が配置されている場合、切り出した段階で1mmもズレるとバッジに対して同心円じゃなくなるのだ コレが意外と気になるもので、ちょいズレた見映えってだけでシロートっぽさが出ちゃう感じ ま シロートなんだけどね(笑)
それゆえにバッジマシンのオプションには様々なサークルカッター的道具がラインナップされてるんだろーなぁ 高価になるほど高精度といった品揃え・・・ 悩ましいっす
一度に大量生産するなら必須だろーけど、ウチ程度の使い方なら市販のコンパスカッターで十分って感じっすね

バッジパーツ



道具が手元に来たコトですぐさま発注したのがバッジのパーツ 失敗を考慮して100個ほど注文しましたが、イマのトコロ失敗ナシっす パーツは3つで構成されていて、図案の上に重ねる透明フィルムと図案の下敷きになる凸面の鉄皿、背面の安全ピンが付く裏ブタ(鉄)です
図案をカットしたらいよいよバッジ作成となります まずはバッジマシンの可動アタッチメント(右)に凸面の皿・図案・透明フィルムの順で重ね入れます 図案とフィルムの間にゴミが混入するとカッコ悪いんで、取り扱いは慎重に

図案の配置



モロモロを挿入したら図案の位置決めをします プリント段階で上下左右にトンボ線を入れておいたんだけど、コレかなり重要っす 本体側にココが中心的プロットがされてないんで目視だけが頼りなんだけど、その場合にこのトンボ線が重要です この段階でしっかり位置決めしないと図案に対して安全ピンの位置が斜めに・・・ なんてコトになるのだ
位置決めが済んだら本体アームを持って一気にプレスします ガシャコン!って感じが手に伝わるんだけど、コレは図案の紙厚で変わりますね 普通紙だとガシャってくらいのフィーリング バッジ作成工程その1完了! 

プレス後

上写真のよーにプレスされたパーツは、少しわかりにくいですがハンドルを戻すと本体側の金物に持ち上げられます よーく見ると紙と透明フィルムがシワになって外周にまとまってますね この状態で可動アタッチメントを左にスライドさせ、その中に安全ピンの付いたパーツを安全ピンを下にして挿入します このトキもやはり位置決めが大事なんだけど、図案に対して垂直になるよーにしっかり調整します コレって何かもっと効率のいい方法があるよーな気がするんだけど、その課題は次回にとっておきますかね
セッティングが済んだら再びアームを持ってプレスします こっちのアタッチメントではガシャコン!といった感じではなく、グニっと押し潰すよーな感触がありますね アーム自体もケッコウ押し下げる必要があり、長すぎるのでは?と思ったアームの必要性がよーくわかりました ココの押し込みが甘いとバッジがうまくまとまらないハズだから、しっかりプレス! コレで作成工程その2完了! ってかバッジ作り完了!

完成具合

作成工程その2を終え、アームを戻すとバッジが完成した状態で残ってます 工程そのものはこの2ステップのみで、極めてカンタン 図案のカットやプレス前の位置決めの方が手間カモ 出来上がるとやはり、オー!っと唸りましたね(笑)
上下の合わせ面(下写真)を見ると、フィルムと紙を引っぱりつつ巻き込んでるのがワカルと思いますが、この道具的にはココが肝なんでしょうね 均等なチカラでフィルムと紙を一気に折りこんでシワを一定にしつつ、下のパーツで引き込み固定するといったトコロでしょうか 単純ながらも良くできてますねぇ

ふと思ったんだけど、バッジ100個もどーする?・・・
友達にでも配りますかね(笑)

ちょっとした応用編

マグネット



缶バッジのパーツは今回ウチで用意した安全ピンタイプ以外に、クリップ付きのものやマグネットタイプのモノなんかがあるんだけど、安全ピンタイプよりは少し高価 だもんで、自家製マグネットモデルを作ってみました まずはパーツ段階で安全ピンを取り外し、保持していた折込み部分をバッジ内部に押し込んでおきます コレでバッジの下準備はOK このパーツを使ってフツーにバッジを作っておきます で、手持ちのマグネットシートを収まりのいい大きさにカットして両面テープを貼り、バッジ背面に貼り付ければ完成!

使い心地



こうやって作ってみると、バッジよりマグネットの方がウチ的に実用性がありそうな気配・・・ ココに仕込むマグネットをネオジウムなんかにすれば、ホワイトボードなんかで大活躍しそうだしねぇ パーツ注文の仕方間違えたかなぁ・・・

いずれにしてもこのアナログとデジタルが混合したモノ作り、すこぶる楽しいっす!
そんな機会を与えてくれたPBC大将にただただ感謝っす!

仲良しに限り、バッジが欲しいトキはご連絡を 気が向いたら作ります(笑)

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