ブチルチルミチル

アレから何年経った?

ついに買い足し

確か・・・
ストレート(工具屋さん)が初めて札幌に出来たコロ
そこでパチモンワイヤーツイスター(笑)共々購入したハズのステンワイヤー
使用頻度を思うと、多分一生かけても使い切れんなと当時思ったもんですが
オートバイいじりに限らず、金属縫物?とかでも活躍したせいか
先日とうとう使い切りそうな気配がでてきたので
今度こそは最後でしょーが(笑)新たにワイヤーを購入
パっと見の雰囲気は変わらないけども
パッケージの材質等々は変わっちゃったご様子

スチール缶仕様

コレまで使ってきたヤツはスチール缶仕様で
上部キャップに開いてる小穴からワイヤーを引き出す感じでして
使い勝手に過不足はナイ感じ

新しいヤツ

それに対して現行モデルは透明プラボトル?仕様で
上写真では既に加工しちゃってるんですが
キャップに小穴は無く、中心にはデカデカとバーコードが鎮座しており
使うときは都度フタを開けて・・・ っていうデチューン(笑)仕様
元々の使い勝手を知ってる方であれば
おそらくワタクシと同じよーな加工をされたハズ
バーコードを抹殺すべくw、コンパスカッターにて丸く切り抜き
その際出来たカッターの針穴を利用して中心に穴開け
コレだけっちゃコレだけなんですが
使い勝手は断然ヨロシ

以上、コレからワイヤーツイスターデビューする方へ向け?
おじさんの大きなお世話バナシでした



ブチルチルミチル・・・ 青い鳥は訪れるか?

コレは使えん

先日、ヘッドライトの殻割り公式デビュー?しましたが
その後の殻閉じに関しまして、はてさてどーいくべきかなと
ワタクシの過去経験でいいますと
コニシのブチルコークでしたっけ?白と緑基調のラベルなやーつ
アレはヤマシギ号のヘッドライトで試しましたが
少なくとも一般的なオートバイ用丸型ヘッドライトには不向きでしたね
モノとしてカチカチに固まらないタイプのヤツなんで
接着力に期待はできないのね

でもって上写真
殻閉じブチル云々で検索しますと、確実にヒットするお方
コイツもどーやらカチカチには固まらないらしいのですが
軟さの程度?は確認してみたいなってコトで入手
写真はイマからちょうど一週間前
届いてすぐにグニューっといっときました

一週間後

でもって一週間後
合間にもちょいちょい触ってはいたんですが
結局一週間経っても上写真のよーにノビノビですな
ネバァっと指に付いてくるコトはないのですが
軟さとしては・・・ 指でこねた後のネリ消しゴム・・・ くらいかなぁ
コイツもまた接着力に期待はできなそーです
あ このアタリ、売り手の方でもキッチリ説明してますので
コレは文句ではないですよ(笑)
実際に触らないと気が済まないおじさんのムダ遣い・・・ ですなw
軟らかいとはいえ、例えばクルマのヘッドライトのよーに
レンズの固定をネジ&ツメとかでパチンっといってる場合であれば
必ずしも強い接着力は必要ないから
気密性だけを確保するコトを主目的とするならアリなんだと思う
除去も楽そーなので
自車をひっきりなしに殻割りする方(笑)であれば
こーいったタイプの方が案外いーのかもね

マジモンのブチルゴム

今回触ってるヘッドライトでは
おそらくオーソドックスなブチルを採用してると思われ
いざ探してみますと、黒だとテープ状になったヤツとかイロイロあるものの
グレーとなるとなかなかどーして選択肢がなくてですね
結局、上写真のよーなブロック状になってるヤツが(50gの小分け品)
シロート的には入手できる唯一の手段でしたな

さてさて、モノは手に入ったけども
コレ、どー扱うよ?
とりあえず、一筋縄ではいかない気配だけはビンビンに感じつつw

最終的に
ワタクシがこの素材との距離を縮めるまで
ケッコウ色々やらかしてますので(笑)
数々の失敗バナシ含め、雑感を書いてみましょーか

何は無くともコレ

シロートがブチルと対峙する場合
何は無くとも入手しておきたいのが
クッキングシート的な ブチルのベタつき に対応した何がし
パラフィン紙やワックスペーパーなんかもアリアリですが
クッキングシートならスーパーとかにもあるので入手しやすいかなと
ブチルって
常温でも机の上とかに置いとくだけで ベト っときますので
ゴミとかの付着を防ぐ意味でも、コレらを回避するネタがまず必要なのね
加えて、作業工程においても確実に必須となりますので
ブチルを入手の際は合わせて準備するのがいーのではないかと

シリコン塗布

ちなみにウチで使ったのは
カミさんが使ってるヤツを拝借したヤツでして
どーやら両面にシリコン樹脂加工したモノらしい 熱に強いのもポイントかも
コレしか使ってないので何ともですが
他にもっと使い勝手のいいヤツがあるのカモ
そのアタリ、探求心のある方はご自由にどーぞ

地頭の悪さ

ワタクシが目指すトコロは
ブチルを薄切り(2~3mm)にスライスし
それを更に6mm幅くらいにした、チータラもとい短冊状のブチル
その目的を果たすべく
最初にやってみたのが、バンドソーによるスライス
よ~く考えれば結果は明白なのですが・・・(笑)
作業に際し
前日からブチルを冷凍庫にてキンキンにしておき
バンドソーの速度を最低にしてカットすればもしかして・・・
いざっ

あ~あ

・・・(汗)
切れるには切れるんだけども、バンドソーは前もってソージしてたハズなのに
微細なゴミを見る見る拾ってく・・・
で、切り始めこそよかったものの
ちょっとずつバンドソーの刃にブチルがまとわりつき出し
切り進まないトコで今度はブチルが熱を持ち始めまして
ブチルが本来の粘着力を発揮し
ワタクシ&バンドソーのモーターが共にアウアウ状態に・・・
そーかぁ ブチル、舐めてたな(汗)

はてさてどーするよ?

ヒートカッター

webから得た情報だと
どーやら超音波カッターであればサクサク切れるよーで
その切れ味は見ていてキモチがいいくらい・・・ イマこの瞬間に欲しい(念)
とはいえ、このためだけに超音波カッター買うってのもなぁ なんせ高いし
ワタクシの業務的にはあって困る道具ではナイけども
現時点での購入動機がね・・・(笑)

結局、超音波カッターは念じても手元に届かなかったので(爆)
イマある道具で何とかするしかないぞと
で、ブチルに挑むにはやはり 熱 が必要と判断し
上写真、名称的にはスチロールカッターになるのかな?
ニクロム線に電気を通して熱くし
発泡スチロールとかをシュパっと行くヤツ
ハンディタイプの方が一般的ですが、それの卓上版がウチにあるので
各所をクッキングシートで養生しつつ、いざっ

作業にはちょっとコツが必要ですが
上写真のよーに切れるぞっ おぉ~
コレは超音波カッターでも同様でしたが
切断面がくっつかないよう、写真のよーに常に切り離しながら・・・
ってのがコツと言えばコツ
油断すると切れたトコがすぐにくっついちゃうワケ
切れ方はシュイ~ンってほど軽快ではなく
卓上タイプ(100V/20W)の熱量でジワジワと切り進む感じ
チカラ加減を間違うとあっけなくニクロム線が切れますな(2回切った)
コレ・・・ 卓上タイプだからいけたけど
ハンディタイプ(乾電池仕様)だと熱量的にどーなのかなぁ
まぁ でも 卓上タイプとはいえ
最大熱量でもニクロム線が真っ赤にはならないから
もしかしたらハンディでもいけるのかなぁ・・・
気になる方はお試しアレ

慣れた場合

チカラ加減が分かってくると
上写真のよーに切断面が滑らかになってきてテンションが上がります(笑)
でも、均一な厚みで・・・ってのはかな~り難しいっすね
特に今回は目標を2~3mmとしてるので、余計に難易度高めと感じます

一応切れた

さほどキレイではありませんが・・・
一度でもやったコトがある方に見ていただければ
コレでも褒めてもらえる気がする(笑)
いやぁ ブチルって想像以上に手強いっす やるなぁ コイツ

ココまで薄くなればのハナシ

残すはスライスしたブチルを更に細切れにする工程
ブチルの上下面にクッキングシートを貼り
6mm幅で切っていくワケですが、ココでもイロイロ試しました
フツーのカッターナイフ、ダメ
なぎなた状の刃になってるカッター、ダメ
布なんかを切る円盤状の刃が付いたロータリーカッター、ダメ むぅ
アタマでイメージしてた刃物はまさに 刃が立たなかった ですわ
しばし考えつつ、目に留まった道具
もしかして・・・ ハサミ?
コレがいけたっ
ウチのハサミは肉厚な両面テープがシュパっと切れるヤツで
表面のコーティングに加え、刃がカーブ状になってるのがいいのか
刃に両面テープがくっついてくることなく切れるんだけども
ブチルと両面テープは、この場面に限れば似た性質があるなと
ハサミは切れたトコから分離されてくので
ブチル相手にこの特性も願ったり叶ったりっす

とはいえ、ウチでは厚みが2~3mmだったから切れたワケで
コレが10mmとかになると厳しいっすね
最大で5mmくらい・・・ がんばればいけるかなぁ 握力次第だなw

おぉ

そんなこんなで
一応、目標にしてた形状に近づけるコトができたぞ ウレシイ・・・
ココでふと目に留まった左にある切り残しのブロックと端材
う~ん、形状的に保管しにくい感じ
あ もしかして、コレに熱を加えれば平らに慣らせたり出来るのかしら?

熱しろっ

上下にクッキングペーパーを敷いた状態で
ヒートガンにてひたすら加熱
でもってブニブニになったトコめがけ、上から板でガシっと転圧っ

イケた

おぉっ 平らになった!
しかも厚みが均一でめっちゃ扱いやすそう
もしかして薄板の短冊を作るならコッチの方が手堅いのカモ

作りすぎた

紆余曲折ありつつ
短冊を作りまくった結果・・・ こんなには要らん(笑)
ヘッドライトボディを念入りにソージしつつ
溝にブチルを・・・ あ 短冊の幅間違えてた(爆)
6mmってのは溝の幅で短冊は4mmくらいにすべきだった件
やり直しっ

一枚に戻した

せっかく切り離したブチルを全部くっつけまして
先ほど試した再加熱で一枚板にしたるっ
上写真の状態で一度加熱し、熱くなったトコで折り畳み再加熱
まんべんなく熱を回したトコで全体重をかけて転圧っ

かなり理想的

そんなこんなで
平たいブチル板(厚さ≒2mm)の完成! どーよっ
平板になってれば保管は楽チンなので、無駄に短冊は作らず(笑)
必要量プラスアルファで4mm幅のブチル、完成
厚みもかなり均一で、限りなく理想に近い状態となりました
ま そもそもが寸法間違いからのリカバーではあったのですが
怪我の功名・・・ ってヤツですかね
最後の最後によーやく 青い鳥 が訪れましたな(笑)
ブチルチルミチル なんのこっちゃ

クルリも簡単押し込んで密着

ブチルを目的に合った定尺にさえできれば
ココからの工程はかなーり楽チンです 溝に沿ってブチルを適宜回して準備OK
この際気を付けるコトとしては、ブチルの繋ぎ目をピタっと合わせるため
短めなブチルを引っ張って調整するんじゃなくて
押し込みながら圧着できるよーに長めの寸法でいくべきかなと
引っ張ると厚みが減寸しちゃうのと、座面側も浮く可能性が出てくるので ね

案外少ないたったコレだけ

ココで一旦 殻割り した当初の写真をじっくり観察してみます
左写真、溝にハマるレンズ側の端部がブチルを引っ張ってますが
溝に隠れる全体ではなく、端部の1mmくらいがブチルと接してたのが確認できるかと
つまり、元々がブチルの薄板(多分1.5~2mmくらい)に対して
レンズの端部が クイ っと押し付けられてた状態と想像できます
溝&レンズ端部のブチルを全て回収したのが右写真で
総量でパチンコ玉3つ分くらいだったかな
実はブチルをそんなに沢山使ってはいないんだよね
メーカー的にはコレで必要にして十分って判断なのだろーし
溝をブチルでミッチミチにしてレンズ内側にハミ出られるのは最悪だろーし・・・
このアタリをイメージしつつ
今回ウチに来たブチルが元のヤツとまったく同じって保証もナイので
ちょっとだけブチルは肉厚にしつつ、幅を溝よか細めにしておき
ブチルの逃げ場を確保しておけば、気密性(水密性)と接着力が担保できるのかなぁと
そんなこんなで厚み2~2.5mm&幅4mmってのを導き出しました(パチンコ玉5個分くらい)
ま 最初は設定値間違えてましたがね(笑)

加熱中

ブチルを溝に回したらあとは加熱してくワケですが
加熱中はうまく写真が撮れなかったのでご勘弁頂き・・・
カメラを仕込むカーボンパイプにはフチゴムが回ってるので
そこを加熱しちゃうとフチゴムが溶けちゃうため、写真のよーにパイプで覆い
熱をマスキングしてる状態っす
加熱の度合いは前もって端材にてテストしてたんですが
ブチルは加熱するとどんどん表面がツヤッツヤになってきます
で、ツルッツルになった後も加熱を続けると最終的にはベタぁっととろける感じ
この加熱中、ブチルのツヤ変化に合わせて板材を押し付けてたんですが
半ツヤくらいまで加熱すれば十分に グニャ っといけるのを確認
だもんで、加熱の目安は時間ではなく
ブチル表面の ツヤ感 で判断しました
その時間を思い返すと、このヘッドライトの大きさで上記したブチルの厚みでは
1分半から2分くらいって感じっす

うまくいった

加熱を終えたら
レンズボディ内を最終ブロアしつつ指紋残りがナイかもチェック
レンズ内側もじっくりチェックし いざっ
レンズを押し込むとグニ~っとレンズが沈んでいくので
沈みこみのムラがナイかを見ながら更に押し込んだまま・・・ しばし沈黙(笑)
ついにココまで来たかぁ・・・ っていう安堵感に包まれながら
ブチルに翻弄された1週間を振り返ってみたりなんだり
ブチル・・・ 何とも手強い相手でしたな

グレーであるべき理由

黒いブチルゴムであれば、様々なタイプが選択できるので
定尺の短冊にするためだけにココまで難儀しなかったと思うのですが
このヘッドライトで黒を使いますと、確実に 黒 が目立ちます
試しに黒い厚紙を溝に入れて様子を見ましたが・・・ コリャないなと(笑)
アレ、写真撮っておけばヨカッタな
レンズ外周をアイラインでお化粧したみたいでしたね
そーいうのが好みの方もいるカモなので(笑)機会があればお試しアレ
Ninja君はナチュラルメイク派なので?
元々のグレーにこだわった次第
写真のとーり、見事に気配を消しとります やりぃ
この頑張り、少なくともNinja君にだけは褒めてもらいたい(笑)

あるよぉ

結局、プラスアルファでこしらえた短冊は使わずじまい
ちょうどこのヘッドライト1個分余りました
Ninja用として売るかな、1500円で(笑) なんつって
板材にした方を切り刻めば
多分このヘッドライト4個分くらいになるんじゃないかな
イヤイヤ、自分用に保管しておこーっと
またいつ 殻割りマイブーム が来るとも限らないので(笑)

スタンレー

蛇足ながら
この品番のライトって、元々はレイブリック製でしたよね
どーやら最近はスタンレーが引き継いだんでしょーか
レイブリックのコロは、レンズにロゴのレリーフがあったハズなんですが
スタンレーものは無印ですな
このアタリ、ユーザーさんの志向で好みが分かれそーです
レイブリックのロゴが欲しかった! ってヒトもいるだろーし
Ninja君のよーに 無印バンザイ! なヒトもいるだろーし(笑)
レイブリック物を現在使いつつも、実は無印派のヒト
スタンレー物に入れ替えつつ外した方を某オクに・・・ もしかしたら高値で・・・w
皮算用が過ぎましたな いやはや失礼

有難い

蛇足その2
Ninja君から預かったドラレコはミツバ製なんだけども
ココのカメラがエラいなぁと思ったのは
映像の天地を把握するための刻印がカメラにちゃんとあるトコ
ウチで使ってる某国モノだと
一応天地を示すシールは貼ってあるんだけど、その精度はビミョー(笑)
結局、映像を見ながら微調整ってのが必須なんだよね

ただこの刻印、黒いボディーに黒い凹凸のため
最近のヤマシギさんは特によく見えん(号泣)ってコトで
白で墨入れしときました
ま 一度決めてしまえば出番はナイとこではあるんですが
いいモノ ってこんなコトの積み重ねのよーな気もする 違うか?

何はともあれ完成

そんなこんなで
ブチルとの攻防をくぐりぬけw モノはカタチになりましたよ
いやぁ コレ、思いっきり加工したワリにあまり気にならない? なる?
ヤマシギ号のトキはど真ん中だったせいか、すこぶるダサかったのですが(笑)
そーいった感じはとりあえず無いぞ・・・
コレで実用度も問題ナシ!であれば完璧なんですがねぇ
そのアタリは残念ながらワタクシのオートバイではないので
インプレのオハナシは早くても来春・・・ かなぁ
Ninja君、装着ガンバレ!

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