woodcock silencer

全ては5年前の 試着 から・・・

一発でノックアウトw

2016年っていうと、もう5年も前かぁ・・・
カタナ乗りのSさん用にと、PBC大将が試作したらしいサイレンサー
エキパイの出口口径が同じなら試着できるんじゃね?
ってコトでウチに持って来てくれて、装着したのが上写真ね
このコロはまだオーリンズが付いてるし
タンデムステップの位置からすると
デカタンクもまだ仕込めてないコロっすね(笑)

PBC大将的には
おそらく軽いキモチで コレ、どーよ?
っていう、サイレンサーそのもの を見せたかったんだと思いますが
仮組みしたヤマシギ号の様を眺めてますと・・・
なんだよコレ・・・ サイコーじゃんかっ! ってな感じでワタクシ一目惚れ

寄り添う感ね

サイレンサーの造形もさることながら
全長のせいもあってか、車体に 寄り添う 感がとにかくたまらない(謎)
長いコトと使ってきてるミハラスペシャリティ改のサイレンサーは
音質や横から見る様はたまらなく好みなんだけども
以前、PBC大将とオートバイを交換して走った際
マジマジとヤマシギ号の後ろ姿を眺めますと・・・
なんだか煙突が走ってるみたい・・・(爆) って思えるくらいに
後ろ姿においてはサイレンサーのボリューム感が主張してるんだよね
まぁ それを 迫力 と捉えればいーんだけども
V型ゆえ得られたせっかくの細身に対してバランス欠いてね?
っていう感情が芽生えちゃったんだよね

そう考えると
やっぱり純正のサイレンサーって全方向的に収まりが秀逸だとも思えてきます
決して小さくはないのに車体に寄り添ってる感はピカイチだし
ボリューム感も過不足ナシのゼツミョーなたたずまい
とはいえ、アホほど車高を上げてるイマのヤマシギ号にはもう似合いませんが・・・(汗)

そーいった意味で
この 試着 サイレンサーから受けた衝撃はかなりのモノでして
ヤル気があればゼヒっ! と、この場で制作依頼しましたっけね(笑)
とはいえ、イマすぐにっ っていう無理強いをするつもりもなかったため
タイミングやPBC大将の忙しさ及びヤル気(笑)
ワタクシのこずかい貯蓄事情(爆)等々を経て
去年の冬にひとまずサイレンサー本体がカタチになった次第
この存在があってくれたおかげで
アレやコレやと妄想は尽きなかったし
冬にずいぶんと業務でササクレてたワタクシの絶対的癒しになったし
そしてお尻の小さくなったヤマシギ号のセクシーさね(病)
相対的に
リアタイアが太く見えちゃう不思議・・・ 視覚効果って面白いっす

となれば今年の春先には完成しているハズが
主にワタクシの業務事情により、なかなかヤマシギ号を始動できず
あげくに車検は切れ・・・ 結局PBCに行けたのは7月初旬・・・ 色々と泣けたわ

前置きが少々長くなりましたが・・・
地味~にかつ確実にヤマシギ号の雰囲気を一変させたサイレンサーのオハナシ
はじまりはじまり~

やっぱり制作過程を覗くのは楽し

ゼペットじいさんとPBC大将

サイレンサー本体はカタチになってたので
残すは車体に保持するためのステー作りでして
7月某日、朝イチからお邪魔してその制作過程をじーっと眺めてました
押さえるべき寸法が揃ったら、そこからはケーケンと勘で作り進める手順
そして、自身もオートバイ乗りであるがゆえに
こーすればより使い勝手が・・・ 等々
見聞きしてるだけで勉強になるし、単純に楽しい

まずは上下

まずはステーの上下に配されるマウントをこしらえまして

パイプ曲げ

このマウントを繋ぐパイプを適宜調整しながら曲げまして・・・
このトキの火加減は勉強になったなぁ

出来たっ

作業7割、語らい3割(笑)を経て
ついにサイレンサーが固定されたぞっ!

凝った造形

スプリングフックの造形も凝った作りでして
全体の雰囲気に寄与するデザインとなっておりますよ
少々引っ掛けにくいんですが(笑)

第一段階完了!

そんなワケで
ひとまず走行可となったサイレンサー!
PBCにて早速サウンドチェック!・・・ ・・・音デカイっすね(爆)
ま まぁ・・・ とりあえず走ってみないコトにはね
ってな感じで御礼をしつつ家路へと・・・
う~ん コリャ爆の音・・・だな
また、抜けが良すぎるのか車速の乗りもガツンっとこない感じで
Vブーの反応も優しめだな
やっぱり音量含め、何らかのインナーディフューザーが必要そうです

実のトコロ
現在 ver.1 としてディフューザーは仕込まれているんですが
音量とレスポンスの改善は達成したものの
音質(音圧と言うべきかな)にはまだ改善の余地アリって感じで
しばらく模索が続きそーです
このアタリは完成後に経過含め詳しくいこーかと
ver.3 くらいで勝負がつくといいのですが・・・ 果たして⁉

ちなみに
このサイレンサーのカーボン部分に付いてるリベットなんですが
コレ、この世に存在しないサイズだったりします
タネを明かしますと、リベット頭をPBC大将が一本ずつ旋盤で削ってるのね
冒頭の 試着 写真と比較してもらうと分かりやすいんですが
個人的な好みとして、あまり大きな頭のリベットにはしたくなかったんだよね
ただ、リベット頭のサイズを優先すると固定軸も細くなってしまうんで
そうならないよう、太軸のアタマを削ったっていう・・・
つまり、消音材を交換するトキには少なくとも24本
再びリベットを削ってもらう必要アリ(汗)
あ オヤジをそそのかして・・・ っていう手もあるな(爆)

コレで一旦PBC大将の手は離れたんですが
ヤマシギ号の一部とすべく、ココからはワタクシの格闘?が始まりますよ

デザイン案40~50を経て・・・

オリジナルっ

元々サイレンサーにはエンブレムとか付けてなかったんで
コイツもそのままいこーかと思ってたんですが
ココに何か欲しいよねぇ・・・ っていうPBC大将のささやきなどもあり(笑)
いざデザインに取り掛かるも・・・ なかなか定まらんぞ
既にPBCオリジナルロゴはスイングアームに塗りこんでますゆえ
同じロゴをそのままサイレンサーに付けるのもつまらないのと
サイズ的にも大きすぎるので、何か新たに作りたい・・・

当初はPBCのサブロゴに採用されるよーな万能性をコンセプトにしてたんだけど
コレはどーやらオレには無理っぽい・・・ デザイン能力の限界でつ
で、そもそもが自分のオートバイ用なんだから
オレだけがカッコイイと思えばそれでヨシっ
っていう、大幅な敷居下げの元(爆)上写真のよーな塩梅となった次第
ま ほぼ TMUロゴ の字違いでしかないんですが・・・
コレでもずいぶんと揉んだ結果なのよねぇ 伝わらないとは思いますが

最終2案

何はともあれ最後まで絞り切れなかった2案と
文字が窪むもしくは出っ張るの2案 トータル4案のアルミプレートを作るコトに
4案でサイレンサー2本分だと8枚・・・だな
でもってPBC大将にも贈呈したいから・・・トータル16枚・・・だな(汗)
今回のアルミはA2017を使ってみたんだけども
普段お遊びで使う1000番台と違って硬かったっす
でもってエッチング作業は怪我の功名?で最善のレシピを発見!
ま 化学実験並みのキンチョー感は伴うんですが・・・

エッチング後は
ひたすら電動糸鋸盤とベルトサンダーにて粗方の形状を整え
あとは魂の手磨きを延々と・・・
16枚、出来たっ!
あ 1枚はNinja君にも押し付けよーっと(笑)

窪みバージョン出っ張りバージョン

さてさて、エンブレムプレートがカタチになったトコロで
窪み部分にお色などを入れたりしつつのファーストフィッティング!
アタマの中では左のパターンが優位だったんだけども・・・
こーしてみるとやっぱり右の方がしっくりくるなぁ
っていうか、このプレートどうやって曲げたらいいんだろ?
実はココからが長かった・・・(笑)

治具の山

サイレンサーは100Φだから100Φに馴染むよーに曲げるんだけども
ワークの復元力を考慮しつつ、95Φの治具をまずは作ってみました
で、後述する手順で曲げてみるも、A2017って硬いのよ・・・ 全然曲がらん
正確には、曲げても元に戻ろうとするチカラが勝る感じ
だもんで、次は85Φ・・・ダメ 75Φ・・・ダメ 65Φ・・・惜しいっ
最終的に59Φでよーやく納得のいく曲がりっぷりに至った次第
1000番台だったら多分85Φくらいで勝負ついたと思うけど
A2017は頑固モノだったっす(笑)

手順1

手順は極めて原始的なんだけども
凸側の治具にアルミ板を仮固定します この際、中心が取れるよう
治具側に線などを入れておき、そこめがけて固定ね

手順2

あとは凹側の治具と組み合わせつつ、シャコ万で一度目の曲げ加工(軽め)

手順3

最後に発泡塩ビ板を挟みつつの曲げ加工(ホンキ)
表面に傷を入れない目的と、治具のアタリを均一化する狙いアリ
コレでどーよっ

コレだけ浮き上がる

ってな攻防を経て曲げ完了!
59Φの治具で締めこんでもコレだけ浮き上がるのよ 根性あるわぁ

スバラシイ・・・

スーパーアナログな手法ではあったけど
なかなかどーして画一的な仕上がりでしょ? 大汗かいたけど

セカンドフィッティングやっぱりコッチか

曲げたらまた印象変わるかなぁ?とか思いつつのセカンドフィッティング!
やっぱり右・・・ だな  アナタはどちらが好み?

完成!

あとはステーをツヤッツヤの黒に仕立てつつ
エンブレムをリベット留めしまして
ひとまず完成!

おぉ・・・

一瞬売り物っぽく見えなくもない・・・ か?

左右で違います

地味~に左右で図案が異なります
両方を一度に見ないし、コッチの方がマニュファクチャラーズ感あるし・・・(謎)
多分誰も気付かないし(爆)

実は左右非対称w

広角レンズだとどーしても目で見た印象と異なるんで(張り出しが誇張される)
久々に一眼を引っ張り出して撮ってみました
コレがほぼ目で見た感じと同じかなぁ・・・
こーして見ると、左側がちょっとだけ外に出てるかな(笑)
PBC大将にステーの 叩きドコロ を教えてもらおーっと

純正には及びませんが
目的であった 車体に寄り添う感 はほぼカンペキに達成!
っていう自己満(コレ大事)
お尻の小さな女の子ぉ♪・・・(倖田來未じゃない方のバージョンで)

オプション?のコーナー

虫避け?

コレは多く語るまでもないですね(笑)
ゴム栓と、以前トコロさんから頂いたDリングベルトを組み合わせつつの
ガレージの虫が迷いこみませんよーにっ蓋 でつ
また、暴漢に向けたゴム鉄砲として応用も可(違)

荷掛けフック荷掛けフックなし

ハナシを戻しまして・・・
サスペンションマウント側のネジ部分は、荷掛けフックありとなしを選択可っ
コレはキャリア装着時に活躍すること間違いナシっす!
当初はツーリング時だけ付けようと思ってたんだけども
たたずまいがあまりによろしいので、フック有をレギュラーとした件
PBC大将、グッジョブっす!

ステー用治具

サイレンサーバンドの位置は確定してるので
整備時等々で使える治具が欲しいなと
で、当初は上写真のよーな塩ビ板を折り曲げたやーつをこしらえたんだけども
リベットがジャマして座りが良くないし、片手がふさがるのもイヤだなぁ

塩ビ管

ってコトで
VP管を輪切りにしたやーつで作り直し

何気に便利

コイツは内側に3mm厚のゴム板が貼ってありまして
端部の白いトコは内側に4mm張り出すよーな線形としてます
でもって基のグレーのトコがリベットの張り出し範囲となるため
サクっとサイレンサーにはまる・・・ ハズ

カポっとな

白いトコをカーボンの端部に引っ掛けつつ
グイっと治具を押し付けますとアラ不思議 いい感じで留まってくれます
サイレンサーバンドって、少々斜めになっても固定できたりするんで
こーいう治具があると何かと便利なのよね
特に2本出しなんかの場合、左右で同条件を再現するのに活躍必須です

ヨコイチ

おっと 治具のオハナシで締めるトコでした
やっぱりね このサイレンサーの造形がそもそも好きだったんだと思う
始まりのテーパー具合とか・・・ ワタクシ的萌えポイントなワケ(病)
何ていうの?エキパイからの必然性? ずーっと眺めてられるわ

いいっ

リアサスペンションとのクリアランス 約15mm・・・
究極的には10mmくらいまで詰められたらワタクシ的パーフェクトなんですが
そーなると、エキパイ側も触らないと厳しいので
またこずかい貯めよーかなぁ・・・ とか

バカにつけるクスリはありませんな(笑)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional