docomo M702is

2009年、再び

復活!

2006年末にドコモから発売されたモトローラM702is
それまでなかった薄さや質感、ステンレスキーパッドなどなどとにかくカッコイイ
あまりに多機能な最近のケータイから見れば、” 使えない ” と一蹴されてしまうようなスペックです
それでも電話をかけること・たまにメールすること、くらいが目的で持ち歩くモノはカッコよくありたい!
という方には今もなおオススメできるケータイです

発売と同時にブラックを注文 半年くらい使ったコロに原因不明の故障で新品に無償交換
気分も新たに一年くらい使っていたら、今度は自ら破壊・・・
再びショップに持ち込むも、既に販売終了で有償でも手に入らないとのコト(涙)
ちょうどドコモのロゴが変わったコロで
新たな料金プランの加入条件がその時点での新機種からってのもあり、泣く泣く多機種に変更

その時点でケータイはもうどうでもよくなり、M702isのコトも忘れかけたコロ
不意にオークションでモトローラを検索 すると・・・
中古に限らす新品まで! で、物色すること数日
キーパッドが唯一黒のプロダクトレッドモデル(新同)を入手 晴れて復活となりました

トップロゴ

お気に入りの復活にゴキゲンでしたが、レッドってのが個人的にどうも馴染まない それでもこのケータイのレッドはなかなか上品で悪くはないんだけど、持ち物が赤ってのが多分引っかかっているんだろうなぁ でも他の色と違ってコイツだけトップカバーがヘアラインのアルマイト仕上げでロゴも出っ張ってなくてカッコイイ

で、この機種をアレコレ調べてみると、カタチのベースは海外のV3xxという機種とまったく同じで右横の赤外線ポートがなく、仕様によってはインカメラがないものもあるようです 国内ではプロダクトレッドモデルのみトップカバーがヘアラインでモトローラロゴが同色だったけど、海外ではこの仕上げが一般的で、色数も豊富 確認しただけでもブラック・ピンク・ダークグレー・シルバー・グリーン・ブルー・ゴールド・ワインレッドなどなど、探せばまだ見つかりそうなイキオイです それにプラスして開いたトキのキー周りのフレーム(日本仕様はシルバー)が黒やメッキなんてのもあり、コレにキートップの色(シルバー・黒)を組み合わせるとかなりのバリエーションが考えられますね

外装は変えられる!?

外装は何処で手に入れればいいのか?これまたオークションで手に入ります 海外から個人輸入して出品するヒトや、海外在住で出品してるヒトなどイロイロあるようですが、グレーや黒なら安価に手に入るようです

グレーキット

コレが手に入れたV3xxグレーの外装一式です 新品ですがOEMということらしいです 仕様はインカメラ無し・赤外線ポート無しですね インカメラはともかく赤外線ポートはできれば無くしたくないんで、少し改造してみます(後述します)
モノのクオリティは純正が100点として80点ってとこでしょうか 見える側は問題ないんですが、内側の仕上げに少々難アリ 通話口とかには通常黒のメッシュが貼られているんだけど、メッシュを貼った状態で塗装しちゃってるもんだから、目が詰まったあげくに色もグレー コレはよろしくないんで要加工かなぁ ま なにはともあれ外装だけが部品として手に入るケータイなんてのは稀なんで、工作魂に火がつくとかつかないとか・・・

そうとはいえ、交換にはそれなりのケーケンや道具が必要です 外装変えたいけど壊したくない!っていう方は、業務としてやってるトコもあるようなんですみやかにそちらへ 壊そうが何だろうが自分で!っていう同輩はココから先、コイツアホだぁくらいのキモチで見てください

モックの分解

モック01

先述した赤外線ポートなんだけど、使えるように穴を開けるコトができたとして、そこに収まる部品がナイと始まりません 赤外線を通しつつ目隠しできればいいワケだから、スモークの塩ビ板等から切り出せばなんとかなりそうだけど、ふとケータイショップにあるモックが使えないかなぁと思い、探してみるとこれまたオークションにある・・・他パーツの流用も可能なのか確認してみたかったんで4色セットを入手してみました パッと見は実機と同等、トップカバーも同素材です しかしまぁ何でもあるもんですね

画像の説明

分解にあたり、本番用兼ねていくつか道具を用意しました ケータイの分解では定番の通称コジアケとへクスローブ(トルクス)ドライバーです コジアケはその名の通り、スキマめがけてツメを滑り込ませて部品のツメをリリースするのが目的で、ケータイにキズが付かないように硬質のABSっぽい素材でできてます 一昔前、ラジコンカーのシャーシなんかで使われていた質感に近いかなぁ 自作できないコトもないけど5本で200円とかなんでケータイをバラすなら迷わず入手すべきです 
もひとつのへクスローブドライバは、M702isではT4とT6が必要です 今回用意したのは、ANEX.3602で差し替え式のセットものです 柄の長さが手に馴染まなかったので少し切り詰めてます 同じような分解(実機)をしたヒトによってはT3とT6が必要とか書いてあり、試してみるとT3では少しゆるいんでT4を挿してみるとピッタリ! もしかしたら組み立て時期でネジの変更があったのかもしれないっすね そういう意味では今回用意したセットはT3~T8まで対応してるんで問題ないっす

モック02

エイヤ!とバラした状態です モックの構成はバッテリーカバー内に2本、通話口下あたりに2本ネジがあり、バッテリーカバーやトップカバーは両面テープで固定されてます 通話口下はコジアケで分割するとネジがすぐありますが、バッテリーカバーを外すには両面テープとの格闘が必要です まずコジアケでスキマをつくり、そこにコーキング用の金ヘラを挿して少しずつ剥がしていくとうまくいきました カバー類はアルミなんで無理すると歪んでしまうから慎重に!ネジさえ外せればあとはちまちまといじっていればバラせます さて、どの程度使える部品がありますかねぇ

モック03

とりあえず使えない部品から 骨格となる部品は内部構造が実機と違って流用は無理ですね 機器が収まるトコが大体樹脂パーツ等で埋まってるんでコレばっかりはどうにもなりません ヒンジ部分も開閉の感触は実機と同等だったけど構造はまったく違い、どーにもなりません ストラップホールさえ見た目は同じなのに差し込まれた先がまるで別部品でした 内部には重量合わせで鉛の板が入ってました ま コレが入ってる時点で中の構造が違うってのが分かりますね 一見実機と同じなのにコレだけ違うとは・・・モック作りも奥が深いっす

モック04

んじゃ使えるのは何かというと、スモールパーツは写真の通りです メインディスプレイ上部左右のゴム、ディスプレイトップカバー、カメラトップカバー、聞き取り口のMロゴパーツ、左右ボタン(要加工)、そして赤外線ポートカバー!一見ブラックなんだけど、透過性のあるスモークパーツでした サブディスプレイのカバーも形状や厚みは同じなんだけど実機が硬質ガラスなのに対して塩ビ板的な軟質樹脂板でした 使えないコトはないけどすぐキズが付くんじゃないかなぁ 流用パーツとしては△ってとこですかね メインディスプレイ下部の左右ゴムは残念ながら骨格と一体整形になってましたね

モック05

外装パーツは条件付きで流用可能です 中央2つが実機のパーツなんだけど、見ての通りインナーパーツがモックにはありません コレらを移植すれば形状は同じなんで使うコトができます ただ実機からインナーパーツを剥ぎ取るのはちょいタイヘンそうです 粘性のある接着剤で固定されてるっぽいんで、モック以上に根気よく作業を続ける必要があるかと

モック06

キートップはどうやら使えそうです 右が実機用V3xxのなんだけど、裾のベロ以外はツメの位置やシリコンゴムの貼り付き方などなど実機と同じパーツです ベロは構造を見る限りキートップの浮きを抑える目的で付いてると思うんで交換時に接着してしまうか、シリコンゴムからベロを切り出してゴム系接着剤で新設してしまえばいけるんじゃないかと思います プロダクトレッドのキートップは黒だから、フルブラック化を目論んでる方には安価な選択肢になるのでは?
以上、思いの外使えるパーツが多かったモックの分解と検証でした さて、いよいよ本番といきますか!

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