Vmaxタイア交換とホイールにまつわる何がし

METZELER SPORTEC M3 から ROADTEC Z6 INTERACT へチェンジ!

REAR WHEEL

もともとROADTEC Z6を履いていたんだけど
路温が高めになるとグリップ力がハングアップする感じがあり、たまらずスポルテックM3にしてみたところ
今度は 効き が強すぎる印象・・・グリップの臨界点が高くなったのは間違いないんだけど
乗り味がどーにも馴染まない
そんな声がメッツラーに届いたワケではないだろーけど、M3とZ6の間を埋めるようなタイアが出たらしーのだ
ROADTEC Z6 INTERACT はてさてどんなもんですかね

まずはROADTEC Z6 INTERACTの印象など

比較

交換前のスポルテックM3 Z6と同サイズながら、タイアハイトが高めな印象でした あと、トレッドパターンのせいかZ6よりも細く見えますね 思うにこのタイアはもうちょい車体剛性の高いバイクの方が真価を発揮するように感じました レース対応のタイアほどではないけど、直進時・リーン時ともに効きの強さを感じたってのが第一印象で、扱いなれるとかなりイケイケで使えるタイアだし、耐摩耗性もグリップ力を思えば高い方なのは間違いないんだけど、自分なりに仕立てたVmaxの乗り味に馴染まなかったのだ 
多分Vmaxのような低い重心から倒す乗り方に、このタイアのプロファイルがマッチしなかったのかなぁと分析してますが、とにかくウチのに履かせると "立ち" の強さを感じるタイアでした でもバイクとの相性が合えばかなり総合点の高いタイアといえるでしょうね

いつものニンジャ号もサイズは違うけどM3を履いていて、下写真は比較的新しい状態のM3 スポーツラジアルながら深めのトレッドなんで長持ちしそうって感じ  

Z6

いきなりですが、交換後です サイズは、F 120/70ZR17・R 180/55ZR17です メッツラーと付き合いだしたトキに履いたのがコイツの前身になるモデルで、最初はリアに170をチョイスしてました ワリと攻め攻めな時期だったためか角乗り状態になり、多少なりともマージンが欲しいってことでその後180に変更 しばし端部で3mmほど余力を残していたものの、連れのR1を追いかけだした途端、エッジの象さんマーク消去です・・・
ま そこまでいってもR1には引き離されるワケだけど・・・(涙)

トレッドパターンはちょい懐かしめな感じだけど、ケッコウ好み 前モデルとデザインはほぼ同じだけど、コンパウンド特性をリニューアルしてるらしいのだ タイアのプロファイルはM3から見れば平たい印象 多分この方がウチのにはマッチしてるんだと思う

前モデルで感じた熱ダレ感がどの程度改善されてるのか、イマから楽しみっす!

Z6

タイアの好みってヒトによって様々っすね ハイグリップ系はワカラナイけど、こういったツーリングラジアルだと攻め領域の味付けとフトコロ量にメーカー間で多少なりとも違う印象があるかな 元々BS好きで、最後に履いてたのがBT-020だったかなぁ トキドキ半額セールに釣られてダンロップを履いたコトもあるんだけど、同ピッチでズリズリといってくれるBSに対してダンロップはギリギリまでふんばっていきなり破綻する感じ 
でもコレはダンロップがどうのというよりは、乗り方の問題とメーカーが設定してる走行性能からはみ出た結果なんだと思う そういった意味でBSのツーリングラジアルはトラクションに起伏がなかったのかなぁと んじゃなんでまたメッツラーなんかにハマったのかと言えば、ズバリ友達の口車に乗せられて(爆) BS派だったらこの剛性感は必ずワカルから履いてみて!などと言われたら、ちょっと試してみたいじゃん
で、実際履いてみると、確かにガシっと受け止めてる印象がこのヘタッピライダーにもハッキリ体感でき、リアタイアで曲がっていきたい乗り方にハマったのだ!

タイア交換、それは足回りの分解なのだ・・・

ベベル分解

いつもタイア交換はウチでバラしてからホイール単体で持ち込みます 工賃を抑えるってのもモチロンあるんだけど、ウチのは分解そのものが少し特殊になってるからってのがイチバンの理由 というのもノーマルホイールなら特に手間取らないリアタイアの撤去が、ワイドリム化されたことで若干メンドーになります
よくデフと言われてる部分(正確にはデファレンシャルギアではないから、ベベルギアが正解)を分解する必要があるんですね ま 厳密にはこじれば外せないコトはないんだけど、キズ付けるのもイヤだし、ベベルギアそのものをバラすのはさほど手間ではないからね むしろ手間なのは組み付け ベベルギアを外すとドライブシャフトもくっついてくるんだけど、重たいベベルギアをかつぎながらドライブシャフトを元に戻すのがなかなかタイヘン だもんでシャフトを一度単体にしてエンジン側と結合させておいてから、ベベルギアを組み込むって感じ もうすっかり慣れたけど、初めは接合部を見るためにスイングアームまで分解してたなぁ(懐)

組み込み

マニアなら上の写真でお気づきでしょうが、スイングアームは補強入りです リンクで紹介してるピストンブローククラブで作ってもらったんだけど、その効果は絶大でした ラジアル化することで路面を噛むチカラが増す分、受け止める側にもしかるべき強度が求められるから、乗り方的に必要不可欠だったのカモ 個人的にはほとんど目立たないってとこもお気に入り 
目立たないと言えば、地味ながら手にするたびフフって思うのがアクセルシャフト周辺のパーツ達 キャリパーサポート含めこれらも作ってもらったんだけど、まずはナット側の厚口ワッシャ、純正のワッシャは何度も締め緩めしてるうちにつぶれてくるんだけど、コイツはビクともしません 続いてキャリパーサポートを挟むカラー類 押し付けられ方でアルミとステンを使い分けてるんだけど、特にアリガタイのがスイングアームとサポートの間に入る薄口のワッシャで、組み付け作業時にココがこうなってるだけですっごいラクチンなのだ ま 乗り手にしかワカラナイお話なんですがね(笑)

更にコアな部品について少々

PVMの場合



他メーカーのホイールはワカラナイんだけど、PVMを2セット使ってみてどちらもそうだったのが、ホイール側に付くベベルギアとの接合部カバーがナイこと 写真がナイ状態で、成り立ちを見ると無くてもいいような気がしないでもないんだけど、ベベルギアの内側が丸裸になってるのは見てくれ的にいただけないし、メーカーが意味なく付けてるとも思えないんで、イロイロ方法を思案 何か円盤状の部品を中継すれば純正のカバーが付けられるんじゃないかと

カバープレート

グレーの部品が純正(部品名 COVER PLATE 1FK-25327-00)
白い部品がコイツを取り付けるため、各部の採寸をしてオヤジの勤め先で作ってもらったジュラコン的素材の円盤 採寸は純正ホイールを組み付けた状態で行い、ベベルギアとのクリアランス・オフセットも純正に習ってます 
カバープレートと円盤の接合は皿ボルトとして出っ張りを解消、円盤の方にリコイル的ネジ受けを作ってあり、ネジ山が飛ぶ心配はナイっす ホイールに取り付ける穴が不等ピッチに見えるのは、初代ホイールと穴位置が異なったため アレ?ホイール側のネジ穴って自分で開けたんだっけかなぁ? あ 思い出した!ココにはPVM側で軸部が外れないようにリング状の真鍮プレートが付いていて(保険的にね)コレを留める穴を利用してたんだった その穴位置が違ってたってことだね

プレート装着!



カバープレート装着の状態 ま なんてことない部品ではあるんだけど、確かに異物の混入などはないし、ベベルギア側もホイール側も汚れてないとこを見ると、あながち無意味な部品とも言えないかなぁと あと、単純に付いてた方が見てくれ的にいいしね
PVM以外なら元々カバープレートが装着可能なホイールもあるかもしれないから、あらかじめ調べておくといいかもしれないっすね

ついでにマユツバ?なケミカルの真意について

ミスターグリップマン

単車乗りならどこかで聞いたコトのあるタイアのグリップ強化剤 ミスターグリップマン
店先に並んでいるのを見ただけならおそらくスルーしてたと思うんだけど、毎月購読してるバイカーズステーション誌で取り上げられ、長期にわたりインプレッションを続けているのを見ていて、論より証拠と思い使ってみることに とはいえ元々がツーリングラジアルだから雨天走行時でもそれなりに走るし、実際にコイツを使ってみてもオオ!っていう瞬間はさほど無かったカモ ただ橋の上など金属プレートを踏む瞬間などに確かに違いがあって、マンホールの上なども同様 シロート的にはスリッピーな状況になるほど実感できるのではないかと でも考えてもみると実はコレってすごいコトなんだよね 
吹き付けた瞬間からバラ色のグリップ力を期待するなら期待外れって感じるかもしれないけど、転ばぬ先の杖と考えると、試してみる価値は十分にあるかもしれません
どっちかというとカブのタイアに吹き付けたときの方が実感できたなぁ 
グィってふんばるのよ、マジで

吹き付け

使い方は特に難しくなく、タイア表面をキレイにしてからクシュクシュと吹きつけるだけです 全体にまんべんなく吹き付けたら乾燥を待って完了 乾燥すると艶消し剤を吹いたようなカサカサ感が現れます この時点でゴムに成分が浸透するらしく、数千キロは持つのだそう 詳しくは調べてみてくださいな

使い始めたコロ、旅先でもしかしたらっていうコトがありました オレンジ9Rとウチのmaxは塗布済み いつものニンジャ号は未塗布でとあるテントサイトに行ったときに、表面が乾いていて底がドロツルっとしたケッコウ滑りやすい土路面の駐車場で、オレと9Rが停車 降りると足が一瞬おぼつかなくなるくらいに滑る感じ で、後ろから来たニンジャ号が前足からステーン!(涙) 転んだ方も見ていた方もキョトン?です しばらく何でウチらは滑らなかったんだろーねーなんて語っていて、不意に思い出した!ミスターグリップマン塗ってたよなぁ・・・アレのおかげなのか?どーなの?  
ホントのハナシではあるけど、信じる信じないはあなた次第(笑) なんつって

皮ムキ完了!& カンタンなインプレ

走行後

組替え後、少しタイアの具合を意識しつつ走ってきました まぁ言うに及ばず新しいタイアだから、トーゼンながら軽快 グリップ力がM3から見てあからさまに低下した印象は薄く、ウチのに限って言えば接地感がつかみやすくなったっていうのが第一印象でしたね まだ路温がキョーレツに高い季節ではないからタレは感じなかったけど、バンクさせた領域でのグリップ感はやはりM3より穏やか ギュっとコンパウンドが路面を掴むのがM3なら(同軸でタイア全体の高剛性感を含)、タイア全体で路面を捉えてる感じとでもいうか、接地度合いが計りやすい雰囲気がZ6 interactといった具合 思うにこのアタリはタイアのプロファイルが強く影響してると思われ、押し引きは少し重くなるものの、ウチのにはこういった平べったいプロファイルが乗っていて走らせやすいのではないかと

乗り味に軽快感を与えたい向きにはオススメできないけど、旋回時に心理的なマージンと安定志向が欲しい向きにはオススメできるタイアだと思いますね あとはもうちょい走ってみて更にコイツの指向性を探ってみるとします

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