Vmax ブレーキキャリパを洗う!の巻

♪ ~ The bathroom with my love ~ ♪

ブレンボジャブジャブ

コレをやり始めると、決まってアタマを流れるのが
山下久美子の ”バスルームから愛を込めて ” (懐!) ・・・なんでだ?
ま まぁ聞こえるものは仕方ない・・・ 
今日もコレをアタマBGMに、シャカシャカと洗いましょうかね
お~と~こ~なんてシャ~ボン~玉ぁ~

まずはクリーニングから

清掃

キャリパ本体を取り外し、ブレーキパッド等分解できるものを撤去したら、中性洗剤を適量含ませた水の中にドボン! ピストン周りはほどほどに、ナイロンブラシでひたすらシャカシャカと洗浄 入り組んだトコでは古い歯ブラシ(改)なんかも登場させ、もうひたすらシャカシャカ このせいなのか、以前使っていた金色ブレンボはいつの間にかシャンパンゴールドに近づき、シックでゴージャスな見栄えになったとかならないとか
ピストン周りを深追いしないのは、ナイロンブラシがガンバリ過ぎて異物をピストン外周に押し込むのではないかと考えてるから それにこのあたりは後々別工程でキレイにするからこの段階ではほどほどに 
大体手が入ったら別に用意した水のみのバケツに入れ、ジャブジャブと洗剤泡を除去
デイタイムならコンプレッサーを稼動させてエアで一気に水分を飛ばすとこですが、只今深夜 サイレントモードゆえ、セーム皮でせっせと拭き上げていきます
コレでひとまずクリーニング終了 ココから整備的作業だね 

清掃&調整

この時点でキャリパもかなりキモチ良さそうなんだけど、整備はココからが本番
ブレーキレバーを数回握りつつ飛び出さない程度までピストンを出し、リップ面の汚れを除去 時々ピストンプライヤーで回転させ、手の入らない面もチェック このままピストンを戻さず、下記するメタルラバーを接触部にプシュっと吹きます 一度ピストンを押し込み、再び出して余計な油分を除去 この作業と適宜に回転させる作業を繰り返し、ある程度スムーズになればとりあえずOK コレをウチの場合だと4ポッドだから4回繰り返して第一段階終了 ひとまずイコールコンディションに近づいたんで、次は同調(全てが同等に可動するかどーか)をチェックしてみます あからさまに動きが悪いヤツはウチくらいの頻度で整備してるとあまりないんだけど、やはり多少は渋くなります だもんでスッと出てくるまでひたすら出して回して押し込めてを繰り返し いわゆる もみだし だね 時々メタルラバーを塗布する場合もあるけど、基本的には最初に吹いた一回だけ 何だかんだで1キャリパーに1時間 3つあるから3時間 ずっと山下久美子(爆)

メタルラバー

CCI メタルラバー MR20 
20代中盤に誰かに教えられ、それからブレーキ周りでは使い続けてるケミカルです 当時はスズキの4輪純正部品としてしか入手するすべがなかったんだけど、今はすっかり市民権を得て気の利いたバイク屋で見かけることもあるね ブレーキ関連パーツ(マスタシリンダ含む)ではモチロン、Fフォークのダスト・オイルシール等、金属とゴムの接触する場所なら何でもござれってな使い勝手 ブレーキフルードなんかとの親和性も高いんで、成分も問題なさそーです いわゆるピストングリスは薄く均等にっていう コツ と ウデ がいるけど、コイツは液体の分吹き付けた後で余計な油分を拭き取れば基本的にOK 但しその場合もやはり 薄く均等に ではあるけどね
使用量がプシュっていう一瞬だから一本あればかなり持ちます ウチのも15年以上使っていてコレが2本目 成分大丈夫か? たいてい液よりガスが先になくなるカモ イマはどうか分からないけど、確かスプレータイプと液体タイプがあったよーな・・・

名脇役

キャリパが仕上がったら付属パーツもクリーニング パッドは均等に減ってる模様
少し値が張りますが、オススメはチタンのパッドピン ウチのはポジポリーニだったかなぁ コイツはブレンボを使い出してから(16~17年)ずっと現役 パッドの作動部分こそピカってるけど基本的に減りや段付きが皆無! 恐れ入りました
せっかくキャリパがキレイでもココに段付きがあるとパッドの可動が波打ったり制御されたりしかねないんで(結果 泣き にも影響するのでは?)、無駄な買い物にならないかと
後にリアキャリパも同じブレンボにしたんだけど、再びチタンピンを物色するとだいぶ買い易くなってきましたね(とはいえ高価だけど) 似たデザインでタキオン(高田エンジニアリング)製のがリーズナブルだったんで、そちらをチョイス 先端がプッシュピンみたいなのがどーも好みみたい

ZCOO

ブレーキの性格を決めると言っていいくらいにパッドの指向は重要だね 性能の優劣だけじゃなく、過渡特性というか効き具合というか、味付けも様々だから(ラーメン屋の好みみたいなモノ)全方位的にコレがイチバン!とはいえない部品のひとつでもあるわけだけど、個人的には握りに正比例するタイプが好み もっと言えば硬いパッドがスキ だもんで若いトキは好んでフェロードを使っていたんだけど、いささかローターへの攻撃性が強い印象だったなぁ 最近はZCOOのセラミックシンタードがお気に入り 上記した好みを高バランスで実現してるってのが個人的印象 ステンローターに特化したTYPE-Cってのもあるよーだけど、初期からの効きがいいっていうのがちょい気になります 初期はあまり効いてほしくないのだ(笑) 写真はブレンボ純正のパッド(未使用)との比較 バックプレートの厚みが1mm以上違います その分パッド部が薄くなるんだけど、ミョーにライフが長くウチのはコレで3シーズン目 減らないってことはホイールに付くダストも少なく、数年使った印象としてローターへの攻撃性も低いと言っていいから、フィーリングの好みさえ合えばかなり優秀なブレーキパッドではないかと

#01と#02

キャリパメンテと言えば、以前RB#01の9Rがブレーキング時に振れるという悩みを抱え、本人曰くキャリパはマメに掃除してるから原因は首周りかFフォークだと主張 確かにピストンのリップはキレイだったんで、ブレーキ以外を全て整備 でも改善はされず、以前にコケちらかしたせいでフレーム?とまで考えたんだけど、最後まで触ってなかったキャリパをOHしてみることに 結論から言うとまさに元凶がキャリパ(笑) ダストシールの一部に油膜切れが原因でピストンに引きずられている形跡があり、よーく見るとパッドもやや片減りしてる模様 しつこいくらいにもみだしを行い、完全リビルドを目指した結果、見事に9Rは復活 ニューン!とその効きっぷりを発揮し、車体の振れも皆無に やはり6ポッドは完調を維持するため、4ポッド以上に気を使う必要があるかもね

下写真はRB#02のZX-11 ハンドメイドのキャリパサポートが悲しげに錆びてるねぇ
おーい そろそろ走らずとも手入れしろよ~ 腐っちまうぞ~

Fキャリパ

そんなワケでブレーキはイコールコンディションに
来月まで山下久美子ともお別れです(笑)

Rキャリパ

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