Vmax サブメーターいじり (パーツ加工・造作編)

コダワリは、自分的に適正な 額縁サイズ なのだ

AUTOGAUGE EVO

このメーターを見つけたトキ、液晶のデザインにクラっときたオハナシはしましたが
もうひとつクラっときたのが、表示エリアのサイズっす
52mm径のメーターにおいてこの表示サイズってコトは
見せ方によっては更に小ぶりな外形のメーターとして活用できるのではないかと
というのも、Vmaxのサブメーターパネル内に3つメーターを収めようと思うと
52mm径(見えるサイズは58mm径)でも少々窮屈な雰囲気
しかし、何らかの加工を施してメーターのサイズを小さく見せられれば
この表示サイズを生かしつつ、なおかつギュウギュウ詰め感なく
コイツを活用できるのではないかと
上のイラストがそのシミュレート中なんだけどね
左が本来のメーターで、右が当方の思い描くヤマシギサイズ?
やはり今回も
自分が思う 純正感 を貫く旅が始まるのである (笑)

あ 小さい部品作りだったんで気づかなかったんだけど
こうして書き起こしてみるとイロイロやっていたよーで (汗)
若干長い内容になります
興味のナイ方は、読み疲れ必至?なんで読まなくていーですよ (笑)

AUTO GAUGE EVO メーターの詳細は別ページにしてますんで
気になる方は コチラ から!

思い付いたトキ、若干コーフンしましたよ

メーター枠

上で書いたとーり、適正サイズってトコまでは考えついたものの
んじゃ具体的にどうやる?ってトコロでつまづきました
純正メーターのように出っ張りのナイ見せ方ならそう難しくないケド
ヤマシギ号的には 純正感を帯びつつの計器感? はゼッタイ欲しいぞ・・・
だもんで、丸くて薄いフレーム的何がしってのをしばし妄想・・・
で、何気に目に入ったカメラを見て思い付いた!
レンズフィルターだぁ!!!
本来、カメラのレンズにキズや指紋をつけないよーに保護したり
色やテクスチャを足して写真の雰囲気作りをしたりするパーツなんだけど
コレならある程度刻んでサイズも豊富だし、薄い記憶で分解も可能だったハズ
モロモロを採寸した結果、43mm径がベストと判断!
早速形状をチョイスしつつ、ノーブランドな格安モノを入手
あとはメーターフードとしてどこまで機能を与えられるかですね

フィルターレンズ加工

まずは防水性 3ピースに分かれるフィルターにはトーゼン防水処理されてないんで
ガラスとリムが接触する面に、0.5mm厚のゴムシートから切り出したパッキンを貼付け
防水性の向上と、金属とガラスが直接接触しないんで耐振動性も多少上がるかなと
リム外周には FILTER 43mm 的文字が入ってるんで
それを消すついでに7分ツヤの黒で、厚ぼったくならない程度の塗装をしておきました

ガラス加工

ココまでは極めて順調にコトが進みました
次に、出来たレンズフィルターをかざしていて思いついたんだけどね
ガラスは透明のヤツなんだけど、そのままメーターにかざすと当たり前に素通しで
当方の目には少々眩しい感じ そこでスモークフィルムを貼るのはどーだろーかと(左写真)
うまくいけば明るさだけじゃなく、見易さも向上するハズ!
その結果が右写真 白表示意外の照度がうまく抑えられていて、パキっとした見え方になったぞ!
今回使ったフィルムは透過率26%のヤツでした より黒い13%ってのも試したんだけど
いかにもなスモーク仕様で、ヤマシギ純正感的?には不合格 (笑)
このひと手間がメンドーな場合、スモークレンズのフィルターってのもあるんで
そちらを選択すると楽チンなんだけど
今回は色付けの他に、ガラスレンズだからして万が一割れた際、飛散防止っていう目的もアリ
またUVカット率はほぼ100%だから、中ネタにも都合がいいのだな

何といってもガラスレンズ
樹脂レンズと違って、拭きキズが付きにくいってのは魅力っす
割れたとしてもウチのはレンズフィルターである (笑) 交換はワケないのだ

次はメーター自体をヤマシギ仕様にしていきます

パネルの化粧

メーター本体はいきなり液晶があるんじゃなくて、トップに丸い化粧プレートが付きます (左写真)
コレは本体四隅の爪に引っかかってるんで、やさしくコジりながら分解
で、メーターの質感を全体に合わせるため、化粧プレートにベルビアンシートを貼り付け (右写真)
元々ある白フチを生かしつつ、ど真ん中にシートを貼るのはまぁまぁ難しいっす
このテクニック、日ごろの深夜奇行の賜物?だな・・・ (違)
で、元に戻せばロゴマークの消えたヤマシギ仕様な顔に変身!
メーター中ネタまで手を入れようとしてるアナタへ少しおせっかいすると
この化粧プレート、クリア部分に関してはすっごいキズ付きやすいっす
ウェスでサラっと拭いただけでも拭きキズが目立つんで
すぐさまマスキングシートを貼るなどして養生しておくといーです

メーター裏01

続いてメーター裏をヤマシギ仕様にしていきます
元々のメーターは基盤自体の厚みがナイんで、カプラ等の収まりを考慮して高ナットで上げ底してます
ただ、このままだとコチラで作ったユニットへの収まりが少々よろしくないんで
ひとまずこの高ナットを分解 外す分にはどーにかなったけど、もうプラスネジでは締め付けられませんね (汗)
で、基盤の状態などを勘案しつつ、極抵頭で小頭な六角穴付ボルトを用意(右写真手前 M3×6mm)
高ナット部は元々の15mmに対して10mmのヤツを用意 コレなら計算上、ベストな高さになります

キンチョーの瞬間

プラスネジが使えない理由(左写真)・・・ 分かりますよね?
六角レンチもフツーのヤツでは多分ダメで、ウチでは PB 2210/2 が大活躍!
折れた先が短いショートタイプのレンチなんだけど、何かと手狭なバイク整備にもオススメっす
で、ネジロックを打ちつつ、無事取付け完了(右写真) キンチョーしたぁ
基盤の厚みが約1.5mmあるんで、高ナット内には10mm中、4.5mmネジが通ってます
尚、高ナット周りには回路が密接してるんで
くれぐれもショートした状態で組み付けないよーに気をつけるべきっすね
っていうか、コレ 何かの参考になるんだろーか・・・(今頃?)
何はともあれ、メーター本体完成!

もうひとつの中ネタ、インジケーター(警告灯)を考えてみます

光っぷり

ヤマシギ号では
ニュートラル・ハイビーム・ターンのインジケーターがメインメーターに移設されてるんで
燃料警告灯とオイルレベル警告灯がサブメーターに残ります
昨今のLEDブームにより、メーター灯含めてLED化が定番となりつつありますが
Vmaxの燃料警告灯に関しては、一筋縄ではいかない事情がありまして
ココを単純にLED化してしまうと、電力の小ささから車体側が玉切れと判断して
「タマギレ、ダメデショ!ダカラネンリョウオクラナイ!」という お知らせ をするしくみになってるのだな
いいよーな悪いよーな・・・
それでもLED化をあきらめたくないっていう猛者は
抵抗を介して電球並みの消費電力にして使ったりもしてるよーですが (スバラシイ)
当方、そこまでLEDに執着してナイんだよね 少なくとも安物の市販品には手を出しません
特に灯きっぱなしのLEDバルブでよくある症例なんだけど
いわゆる格安モノって少しでも光量を上げるため、装着する抵抗にあまり余力を与えてないワケ
で、抵抗の性質として、熱くなるほどに電気の通りが良くなるから
あるタイミングでLEDがキャパオーバーとなり玉切れ・・・
玉切れしにくいのが本来 売り のLEDなのに、コレじゃ本末転倒だなぁと
モチロン、身をもってケーケンしたオハナシです (笑)
とはいえモノによっては安くてもいいのがあったりして、買い手も悩ましいトコロですがねぇ・・・

おっと、ハナシが反れました
そんなワケで、警告灯に関してはしくみがややこしくならないよう、純正をそのまま使います(左写真)
ただ この電球、チビっちいのにかなりパワフルな熱量で
何らかの遮熱と排熱を考慮しなくちゃいけません
ココを巡っては、純正品の良く考えられた構造が20代のワカゾーにカンドーを与えたワケですが
そのオハナシはそのうち MODELERS MIND で

排熱の考慮

バルブはケース本体にマウントして、その周囲をアルミパイプで囲うっていう作りにし
アルミパイプの途中に熱の抜け道を開け、その熱をケースに開けた穴から逃がすよーにしました
アルミパイプは周囲に光を漏らさない目的と、耐熱性があることでチョイス
ケース側の座面はPPクラフトシートなんで、120℃までは耐えます
まぁ メーター球ではナイんで、燃料警告灯は光っていてもせいぜい30~40分だろうし
オイル警告灯が光りっぱなしになったとしたら、そもそも別の危険があるから走らないよね・・・

パイプのトップ

試作段階では、アルミパイプだけで下記するインジケーターを照らしてみたんだけど
耐久テストをやってみると、熱に負けてインジケーターの塩ビ板が膨れてきたのだな
そこで、アルミパイプのトップをリフレクターでフタしてしまおうと
で、何かのバイクで使っていたと思われる?リフレクターを解体し、アルミパイプに合わせて切り取り&貼付け
リフレクターの材質はモノにもよるけど耐熱性が高いんで、こういった使い方でもヘッチャラなのだな
あと、パイプの周囲に 逆への字 で立ってる素材は遮熱シート(サーモプロテクト)ね
アルミパイプの熱をメーターユニットに浴びせないための遮へい壁なのだ
キッチリ囲むコトで先述した排気口から熱が逃げてくれる ハズ!?

光っぷり

文章にするとチャッチャとコトが進んでますが
実はメーター本体の加工よりよっぽどアタマを使った部分だったりします
閉ざされた空間で熱をどう扱うか・・・ 使う素材の吟味から始まるからねぇ
そう思うとLED化ってのはあまり熱を気にしなくていいから魅力的ではあるんだけど
どうしても フツーの電球 にコダワリたかったのだ (謎)
排気口(2mm)には防じん対策でメッシュシートを貼込み済み (笑)
我ながら、メンドーなおじさん・・・ だと思うよ

灯り漏れを防げ!

そんなコダワリのインジケーター仕込みが完了すれば、一応中ネタの完成!
でも、この状態でメーターを光らせてみると、周囲からの光漏れがちょい気になります
これじゃあまだ完成とは言えないので・・・

コレでカンペキ!

全体を覆う目隠しパネル(PPクラフトシート)を貼り付け、メーター部のみが見えるよーにします
コレで光が漏れるコトなくメーターだけが光るんで、眩しくなるコトなく情報を得られます

熱問題が解決すれば、インジケーターのたたずまいは自由だ!

削り中

少しハナシが前後しますが
インジケーター(パイロットランプ)に関しては
流用できる既製品をイロイロと探してみたんだけども、雰囲気やボリューム感がどーにもハマらず
んじゃ作っちゃえ!ってな具合に作業開始
まずはボール盤に素材をくわえ、面取りビットで内側をザグっていきましたよ
さて、ココからどう仕上がるコトか・・・

オレは模型屋だぞ

いい感じにパイプ内側にテーパーが付いたら、ボール盤の状態はそのままに
面取りビットをホビーソーに持ち替え、回転させた素材にあてて切り抜きます (左写真)
で、外周に0.5mmのプラ板を巻きつけ、見える側の外形を作ります
その裏側に赤の塩ビ板を貼り、更にプラ板の巻きついてない薄切りパイプを接着 コレにてパーツの完成!
あとは赤い塩ビ板のみマスキングして黒に塗ればアラ不思議
インジケーターキャップ?の出来上がり!

キャプション

で、ココのコダワリもいずれ MODELERS MIND に書きたいと思いますが
インジケーターが点灯したトキに文字が浮き出るよーな感じになるよう、裏側から反転させた文字を貼ります
コレだと点灯してないトキは文字の存在をあまり感じませんが・・・

見えない存在

裏側が明るくなると、パキっと文字が見えるというワケ
点灯すると、下のリフレクターが光に表情を作るんで、あたかも純正 (笑)

できるコトなら点灯してほしくはナイ警告灯
普段はその存在を主張せず、必要なトキにはビシっと光って注意を促す感じ・・・ がテーマっす

表面の体裁が整ったんで、裏側の整理をしていきます

カプラのカバーを検討

本来、自動車用のメーターなんで、カプラ廻りはバイク目線で見るとなかなか脆弱
幸い、カプラ自体はロック機構があるんで(車用はナイやつも多いです)、ココの防水・防じんに集中できそうです
で、まずは右写真のよーなボックスを作成 固定したカプラを外から覆うっていうのが目的

バージョン2

でも、タダの箱だとスキマが気になるよねってコトで、座面にゴムシートを貼付け
でもって上部配線の通り道にもゴムシートを貼り、中央を十字に切って配線を通せばいいカモ!?

バージョン3!

イヤ、何だか完成した感が薄い・・・ っていうかイマイチ美しくない!ってコトで
熱収縮チューブに切り込みを入れ、カバー穴部分に貼付け
で、そこを更に上からフタ材で抑え、万全を期しておきます コレで何かあったとしても、あきらめがつくってもんです

いーじゃんいーじゃん

せっかくの収縮チューブなんで、曲げを入れたプラ棒を挿してからチューブを縮めていきます
コレで配線を向かわせたい方向に導けるんで、収まりも良くなりますね

配線完了!

配線を最短にすればさっぱりできるんだけど、取り外し時には多少遊びが必要です
だもんで、一回配線を迂回させつつ元々開いていたケースの穴(中央上3箇所)に通していきます
ウチではココにセンサー線(3本)、電源線、アース線を通してます
車体側との接続はまだなんだけど、とりあえず純正に習って長さを合わせ、2極と3極のカプラにしてます
警告灯は、車体側でイマ使ってる配線をそのまま活かしたいんで、防水ギボシ(オス)で仕立ててますね

できたぁ

いやぁ こうして書き終えてみると
なんだかイロイロやってましたわ (笑)
作るコトより、こうして文章立ててまとめる方が難儀でしたが (汗)
すぐ書かないと忘れるのは間違いないんで、早々に書き残しておいた次第
しかし、イマ読み返してみると、書きこぼしたコトもケッコウあるなぁ・・・
まぁ それはそのうちまた・・・ (って言いつつ忘れるのだ)

ココまで読んでくれた方には感謝!
次回 車体取り付け偏 に続く! 

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