SDN 樹脂用染料 のテスト(ヤミ鍋?偏)

とりあえず思いついたモノを放り込んでみた次第・・・

闇鍋?

基本使用偏を作らないまま応用?と迷走続きな染料テストですが・・・
この染料を知った時点でイチバン最初に試したかったブツなども交えつつ
使えたり使えなかったりな成果の発表っす
工程は ウインカーレンズ偏 と共通してるのでスルーしまして
何はともあれヤミ鍋の中を覗いてみましょーか

まずは110型カプラーを放り込んでみました

110型カプラー 黒!

オーソドックスな110型3極カプラーっす Vmaxだとヘッドライトの中で使ってたかな
材質はエンジニアリングプラスチック(多分PBT) コレは成功なのね!
浸け込み始めは変化が乏しいんだけども
小一時間ばかり浸け続けると誰が見ても 黒 なカプラーの完成!
モノのツヤ質にもほぼ変化はなく、そのまま黒カプラーとして活用できそうっす

透かすとやはり・・・

とはいえ色の染込み具合は一定のため、ワークの厚みで見え方も変わるよーですわ
灯りを強く当てて透かしてみると、厚みのないトコは上写真のよーな感じで透過しちゃってるね
それでもこんな見方をしない限りは 黒 になってます!
それにしても
入り組んだ内部までしっかり染まるのは染料浸け込みの利点っすねぇ

余談ですが、よく見るとカプラー左側にメーカーである 住友 のロゴがっ! コレは知らなかった
ハナシを戻して、となると他色ならどーなのさ?ってコトで

ダークオレンジ・・・

ウインカーレンズ偏で調色した ダークオレンジ 溶液にも同様に浸けてみたんだけども・・・
コレはビミョーだな・・・ (爆)
エンジンオイルに3年浸けたら多分こんな色になるかも (笑)
元々 黒 よか隠ぺい力の乏しい色ゆえか、ワークの厚みがモロに見映えを左右する感じっすね
コチラ、使いたくなる色合いじゃないので速やかに 黒 溶液にてブラックアウト (笑)

赤の場合は?

それならばと
なるたけ色の濃そうな 赤 をこのためだけにピックアップしたトコロ
ダークオレンジよかちゃんと染まってはいるものの、コレを 赤か? と問われるとビミョーだね
色的には紫に寄った ラズベリーレッド っぽく、染料の原液色そのものって感じ
ワークの種類はさておき、一般的な 赤 を再現したいトキは
赤 の原液に 黄 を混ぜつつってのが基本かなぁと

基本的にクリアー塗料的扱いカモ

コイツの染め込みデータ的には
通常1:20で希釈するトコロを1:15くらいの濃度にして浸け込み時間は約2時間!
この写真2枚のため?鍋前で2時間じーっとしてた次第 (爆)
でも得るノウハウはありましたっ!
黒と違い、有彩色は基本的にクリアー塗料に近い感じカモ
クリアー色の塗料って
重ね塗りするほど濃くはなるけど下地を隠しきれないのと同じ感じと言えばいーかなぁ
また、この染料のラインナップに ねずみ色 ってのもあるんだけど
コレは多分 クリアーブラック っていう扱いだと思う
通常の 黒 よか濃度が薄いので有彩色と同じくらいのスピードで染まるから
デリケートな色付けにおいて秒単位でピリピリしなくていいのだな (ウインカーレンズ偏 参照)
だもんで、ウインカーの極端なスモークレンズ化をそもそも求めてないなら
じっくりいける ねずみ色 でトライすると楽チンかもね
とか言いつつ
おそらくは世界にひとつだけの ラズベリーレッド110型カプラ あなたもいかが? (爆)

再び 黒 ヤミ鍋に戻りまして・・・

カッター刃の保持するトコ

いきなりパーツ単体の写真で失礼・・・
コレはカッターナイフの刃をスライドさせるトコのパーツね (多分オルファの薄刃用)
コチラもエンジニアリングプラスチックの一種だろーけど詳細はわかんないや
コイツも チャポン とヤミ鍋へ・・・

黒化成功!

小一時間後、表面の質感に影響なく黒化に成功!

染まりの深さ

元色との差から、染まり具合の検体としてコイツは役立ちそうなんで
一部をニッパーでカットしたのが上写真
目視での印象としては、表面から0.1~0.15mmほど染料が入ってる感じっす
隠ぺい力のある 黒 だとこの程度でも十分に 黒いモノ に変化するんだろうなぁ

オルファサークルカッター

ベースカラーが黄色の流れで?
みんな大好きオルファのサークルカッターのアームもポチャンといってフルブラック仕様にっ

変化アリ?

ココの素材は黄色だとあまり気にならないんだけど
実は表面のツヤ質にムラがあって、黒化させることでそれが目立っちゃった感アリ

素材の違い

軸部分との比較がイチバン分かりやすいかな?(上写真)
調べると、ひとくちにエンジニアリングプラスチックと言ってもその種類はかなりのもので
染色 に従順な素材から頑固な素材、色の入りと共に表面の質感に変化を与えるモノ等々・・・
この他にもイロイロとヤミ鍋に放り込んでみて感じた印象っす
いわゆる プラモデル にまつわるプラスチック類はその中でも染まりやすい部類なんで
塗膜の厚みはジャマだけど、それなりに色を入れたい可動部などでは使えそうっす
但し、発色そのものは先述したとーりクリア色(黒を除く)なんで
透明もしくは白パーツ相手ってのが いい色 への近道かなぁと

さ ココからはエキシビジョンマッチっす (謎)

色が消えたねぇ

SDN染料を知ったトキ、対象素材の項目を見ていてハッと思い出したのが上写真のグレーパイプ
コレはVmaxあるあるだと思いますが
元々は黒なんだけど小さな傷をきっかけに、ペリペリ剥がれる率100パーセントなジョイントパイプっす
ウチのも例に漏れずペリペリきてたんだけども、剥がれきってキレイになってるでしょ?
こうなったのにはちゃんと犯人?がいまして・・・

剥がしきった犯人

ペリペリきてたコロ、ダートをわんさか走った後だったか
滅多にやらない家庭用高圧洗車機をヤマシギ号に当てたトキに事件発生・・・
ブシュっと下周りに噴霧したタイミングでイカの皮を剥ぐよーにマルっと黒塗膜が消失 (爆)
そりゃもう清清しさすら感じたくらいに・・・(笑)
で、よく見るとペリペリとまだらになってるよかコッチの方がよっぽど見映えヨシってコトで
以来ココはグレーパイプのまま使い続けてきたのだ (機能に影響ないしね)
って言いつつ既に外してあるし・・・ ってコトは? (笑)
ちなみにウチのケルヒャーは一昔前のジャパネットたかたモデルね(ホース長10m標準が売り?)
水圧低下を嫌ってフツーの5mホースものっていう選択肢もあったんだけど
そもそもこのクラスに大きなな水圧を期待してなかったんで、ハンドリング優先な10mモノとしましたが
ヤマシギ号に限らず、Ninja君自慢のラジエーター(黒)に剥げ模様を描くほどの水圧ですわ (爆)

作業場イン!

このパイプもエンジニアリングプラスチックの一種なんだけども
塗料を密着させるプライマーが良くないのか、見事に剥がれきってますな
上写真は新品(奥)との比較っす こうして見ると、もうグレーでもなくなってたんだな・・・

材質的な事情はさておき
塗料が定着しにくいのならパイプそのものが黒ければいーのに・・・
そうすれば剥がれたトコロでそう目立つ感じじゃなくなるし、そもそもの成型がきれいなら
塗装なしのパーツでも十分よかったんじゃないかなぁとか妄想したりしてね
とはいえ既に旧車の愛機、こんな些細な事をメーカーが再検討するハズもないので
そんな思惑を実現すべく、ヤミ鍋投入!

開始10分

浸け込み開始10分後が上写真
コイツに関しては緑に転がった色付きの様子 とはいえ色が入るコトは確認できたんで持久戦突入っす

40分後

その後40分経過が上写真
凝視するとまだ緑っぽさは残るものの、確実に 黒 っぽくなってきてるぞ!

なんだかんだの90分

大体90分後で上写真のよーな感じに
写真だとカメラの影響か青っぽくも感じるんだけど、肉眼では緑分のある黒っすね
元々こういった素材色だったらペリペリもそう気にならないんだろーけど
このジョイントパイプの端部に組み込むOリングってのが定期交換パーツでして(大体5~70000キロ)
Oリングが劣化するとクーラントが滲み漏れするから、予防整備を促すため?
あえてパイプの塗膜をペリペリさせ、美観を損なわせるってトコまでメーカーが考えてるとしたら・・・
そりゃいくらなんでも妄想しすぎか・・・(笑)

染色モデル純正モデル

どさくさまぎれにウォーターポンプ&カバーを塗装済みなのはスルーしまして・・・
左写真が 染め黒パイプ で右が純正新品っす
コレだとほのかな緑っぽさを確認できますかね? 肉眼の印象に近いっす
当初はコイツの見える範囲を黒で塗装し、再度組み付けるつもりだったんだけども (新品は放置)
失敗その1
パイプの内側も真っ黒にしちゃったコト 通常90度前後のクーラントが流れるパイプゆえ
多少なりとも染料がクーラントに混ざる可能性大 コレはちょっとイヤ
失敗その2
長時間浸け込みによる組成変化の可能性アリ
染料が染み入ってるってコトは、元の分子構造?に割って入ってると思われ
パイプとしての強度に影響するしないの判別が難しいトコ
ウインカーレンズならともかく、ココは常時高温にさらされる部位だし
万が一のコト(クラックや破断)があると自走不能間違いナシ

そんなワケで見映えはともかく実用性に疑問符が付くゆえ
ジョイントパイプの 染め はやめておきましょう (ま やるヒトもいないか・・・)
なんだか戦いに勝って勝負に負けた感アリアリですが
こんな経験値がきっとおそらくまちがいなくどこかで役立つ ハズ!

なんだかんだでキレイ

結局は素直に 新品 パイプを組み付けて パイプ祭り は完了
染めパイプが活用できなかった悔しさは
新品バリなウォーターポンプ周りの見映えがすっ飛ばしてくれました (笑)
ココがきれいになるのは思った以上に 効く ね!
パイプを交換するタイミングで塗装するのは オススメ っす!

さて、ココをまた塗装したくなるくらい走ろうっと (笑)

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