PCとTシャツとワタシ
実はほんの10年くらい前まで、生粋のPC嫌いだったんです
パソコンがまだマイコン(マイコンピュータ)なんて言われてたコロ
当時はまだ小学6年くらいだったハズなんだけど、ウチには既にコンピュータがあったのね
ラジコン・アマチュア無線・猟銃・ジャイロコプターなどなど、趣味人(しかもディープ)なオヤジにしてみれば
トーゼンその文明の利器に惹かれないハズもなく、確かカシオのFP-1100だったかなぁ
黒バックのモニターに緑の文字列が表示されるド初期のコンピュータだったね
当時少年向きに出版されてたPCのプログラム本に、ゲームのプログラムが載っていて
それをひたすら打ち込んで、記録はカセットテープ!
多分ブロック崩し的なゲームだったハズなんだけど、なかなかつまらなかったね(笑)
ピーヒュロロ・・・ としか録音されないこのしくみの意味もわからなければ
文字しか出ない画面も手伝って
結局コイツで何するんだ?っていう根本的な疑問もあり コンピュータ ツマラナイ と認定(笑)
あの時点で覚醒してたらもうちょいマトモなオトナになってただろーか・・・
やがてオトナになり、イマの会社の前身であったトコで再びPCと再会
CG制作が中心の会社だったんで、おそらくは最新モノだったんだろーけど
ツマラナイに認定したものにはまったく興味はそそられず
いよいよヒトリ一台的時代の流れになったトキも、なんのこっちゃらといった感じ
わりかし新しいモノ好きの相棒が、ノートPCやデジカメなんかを見せつけてくるも
へぇ~ で?・・・ ってか いんたーねっと って新手の網か何かか?ってな具合
若干(イヤ、かなり)取り残された感はあるものの、興味がナイものは仕方ないね
で、たまたまおつかいでプリント用紙を買いに行ったトキ、Tシャツにプリントできる用紙と遭遇
コレにはアンテナがピョンと反応したよーで、好きな図案をTシャツに貼れるのは楽しそーだぞ・・・
ただ、既にPCアレルギーすら発症しかねない状況でパソコンを買う気にもならず
PCじゃなくて印刷できるモノってコトで、あろーことか既に下火になりつつあったワープロを購入・・・
しかもワープロとしては末期のモデルでCPUまで積んだネットワープロ(文豪だったかな)なのだ!(オマケに超高価)
アマノジャクだったとはいえ、今更ながらコレはムダ使いだったと思うね・・・
主目的はTシャツプリントだから、用紙を真っ黒に印刷してそれを任意のカタチに切り抜き
Tシャツに貼り付けたトコロで実に安っちい見映えに絶句・・・
結局文字を一文字も打つコトなくワープロを閉じ、欲しがっていたオフクロに進呈
結局 オレ、ヤッパリ デジタルモノ ニガテ と認定
ところがイマの会社に入ってスキキライに関わらず使えなきゃならない状況が発生
入社当時は模型受注がほとんどなかったから
何も出来ないおじさんはタダのお荷物なのだ コリャ何とかモノにしないと・・・
30を過ぎてからの 学び はひたすら本を読むというアナログなものだったけど
ある日突然点と点が結びつき始め、書いてあるコトがハッキリ分かるよーになり
気付けば雑務くらいはこなせるよーになりましたね
そしていつしかPCアレルギーも鎮静し、自分のPC(マック)が欲しいぞ・・・ ってトコまで到達
PCが使えるならかねてから気になってたカッティングマシンを動かせるじゃん!
そう、目的が明確になったおじさんはグイグイ加速するのだ!
こーなると知識はスイスイ取り込めるよーになり、知りたいコトもハッキリするから
漠然とPCを学ぶより圧倒的に楽しいしね
何だかダラダラ書いてしまったケド、結局何が言いたかったんだっけ?
そうそう、Tシャツ作りのハナシ
近々シロートが体当たりで挑んできたオリジナルTシャツへの道を紹介予定っす
モロモロを経験してみて、コレならイケるか!?っていう方法をテストすべく
今年モデル(予定)となるデザインを考案したトコロっす(上のイラストね)
イマやPC内に仮想空間なんてのはアタリマエで、ともすれば何でも出来ちゃいそーなイキオイだけど
PC内で帰結しちゃうモノには結局未だ興味がナイね(笑)
ウチの会社もホントはスゲーことやってるハズなんだけど・・・ zzzz
さしあたり工具箱に収まらないSST(特殊工具)ぐらいの感じで
PCとは付き合っていきたいなぁと
ま PCとTシャツには一見接点がナイんだけど
バーチャルとリアルを行き来する手立てを模索する上で
Tシャツ作りはいい緩衝材だったのかもしれないなぁと、イマは思うワケ
と、何とかPCに振り回されない人生でありたいと願いつつ
ブンブン振り回されてる感が否めないおじさんなのだった