E-Value DP-375V ボール盤

卓上ボール盤のポテンシャルを引き出せ!(なんつって)

チビで悪いか?
プロユースのモノから見ればオモチャのようなボール盤だけど
ウチの仕事的には使い勝手のいいサイズです
とはいえコイツが常に机を占領してるのはどーも気に入らない
で、機動性と使い勝手を重視した手直しを慣行!

E-Value DP-375Vをウチ仕様に!

全景

ホームセンターやオークションで常に安売りされてるごくフツーのボール盤ですが、コイツのコンパクトさを店頭で見ていて、コレって改造すればホビー用ボール盤よりパワフルで使いやすいモノにできるのではないかと妄想 元々が高価じゃない分、思い切った改造もできるってもんです
 
写真が改造後の全体です 詳しくは下で書くとして、とりあえずコロで簡単に移動可能ってのが第一目標 次にドリルビット等、軸物の保管はなるべくボール盤のそばでってのが第二目標 これらを満たすべく台座を兼ねたボックスを作成 構成は2バイ材を半分に挽いて電動カンナで製材した骨材とOSB板 骨格内に4箇所の引き出しを作ってビット類を収納できるようにしました コロは耐荷重30キロのモノでストッパー付き 壁面にボール盤に付属してきた万力を吊るせるようにフックを取り付け 箱のサイズはボール盤本体が飛び出ないギリギリのサイズで、壁に沿わせて収納するトキなんかに本体がぶつからないってのがその理由っす

結果、そう広くはない作業場を縦横無尽に移動できるナイスなヤローに生まれ変わりました!
更にステッカーチューンで5馬力アップ!(ウソ)

プーリー部と台座部

ボール盤そのものの機能は元々のままです 安価なものでもプーリーのバンドを架け替えれば5段階のスピード調整が可能 対象物に合わせることができます バンドの張り調整はモーターマウントをスライドさせて行います また、速度調整の際にココを一度フリーにしてバンドを緩くしてから任意のプーリー位置に移動させ、その後で張り調整ってのが手順っすね

足元ボックス化にあたり、最後までどうするか迷った場所が写真下の所 元々台座があるんだけど、本体を固定してしまうなら台座はいらないのではないかと 台座には万力を固定するスリット穴があるんだけど、ココで万力を使うのは自分的にマレなんで必要なし むしろ穴があることで切り粉が入り込み、掃除のジャマってのがガレージにもう一台あるオモチャボール盤を使っていて感じたコト
だもんで、ボックス側に骨をしっかり入れ、ボール盤軸をダイレクトに固定する方法をとりました 見た目もスッキリして掃除もしやすくなったんでいい感じです

引き出し

引き出しはドリルキリ収納です 上段は13mmまでの木工・鉄鋼・コンクリート等のキリで、中段は13mm以上や特殊な長モノのキリ、その下はイマの所フリーで、最下段は木工用のフォスナービットが縦置きできるように深めの設定です イマ思うともうちょい使い勝手のいい方法がある気もするんで、気が向いたら更に快適な構成にしてみようかなぁ

引き出しの構成は正面と底面がOSB(9mm)腰部分が5mmのラワンベニヤですね

チャック格納とストッパー

簡単な改良点をいくつか紹介 まず、ドリルチャックキーの格納場所が安物にはないんでイロイロ探してみたところ、写真のABS部分の中は空洞だったんで、横穴を開けてそこに柄(長手)を挿せば、チャックキー置き場の完成っす コレ、我ながらホントに便利な場所っす

次に穴の深さ調整をするストッパー側のメジャー部分 ダブルナットの位置で穴の深さを一定にすることができる機能で、その目盛りとしてメジャーのステッカーがはられていたんだけど、コレが貼り付け位置・目盛りの精度がイマイチ ま 参照程度のモノだからいいんだけど、どーでもいいところに執着するのがウチ仕様 樹脂タイプの定規から5センチ分ほど切り出し、それをボール盤に貼り付け ダブルナット座面の鋳物肌を一度平滑にしてから貼ってるんで、精度は意外と出ました あとはその後ろにある丸い部分 ドリル部の上下をこの中にある丸バネで元位置に戻してるんだけど、引っかかりがあったんで一度バラして組み直し ついでに可動部全てを脱脂して再注油 コレだけでもかなりホンモノ?っぽい動きになります

照明機能

快適機能として、マグライト用のフレキアームを取り付けました ボール盤に限らず色んな道具にコイツを付けてます 商品名はライトファンタスティック ホントにファンタスティックなヤツです(謎)元々は自立させて使ったり、首に巻きつけて対象物を照らしたりってのがウリなんだけど、端部を固定すればプロ用ボール盤に付いてる様なライトシステムに早代わり!100Vで使えるライトを付けるコトも検討したんだけど、電池式のライトにすることで配線が簡略できるのと100Vにした場合、コンセントを2箇所占有しちゃうってのがイヤだったんでマグライト仕様としました

マグライトはLED化(3LED)してあり電池の消耗を抑えてます 電池はエネループ(充電池)なんで繰り返し使用が可能 通常、マグライトは先端を回してオンオフなんだけど、何かと不便なんで後端部にプッシュスイッチを装着 なんてことない機能なんだけど、こうした使い方ではプッシュスイッチの方が断然便利 LEDとスイッチはマグライトのサードパーティものを使ってます 

改良点ラスト

写真上がフレキアームの固定部分 配線用のサドル(白い部品)をアームに巻きつけた状態でプーリーカバー側にネジ留め ある程度しっかり固定しつつも、フレキアームがフリーに回転するような状態にしたかったんで、サドル固定は正解でした 取り付けネジの締めシロでフレキアームの自在度を調整できます 
もうひとつやったのが写真下の右側にある円筒のパーツ(キャパシター)の移設 元々はモーターの背面にピョコっと出っ張って付いてたんだけど、取り回し上ココにあるとどうもジャマなんで、モーター側面に移動 新たにネジを立てないで両面テープ留めとしてますが、一年経過でイマのところ剥がれる気配ナシ ってか取ろうにも取れないってイキオイで固定されてます(まずいかな?)
以上がお手軽ウチ仕様の全容なんですが、作業スペースに限りのある方には共感してもらえる点もあるかと ウチの作業場には面白いジンクスがあって、新たに道具を導入すると必ずといっていいほどその道具が必要な仕事が舞い込んできます コイツもしかりでフル活用の後、機能的に不足してるコトが洗い出されたりして・・・ それが後のラジアルボール盤導入につながるのだ!

サービスデータ

E-Value DP-375V (藤原産業株式会社)
100V 320/375W(50/60Hz) 定格時間30分 モーター回転数1700rpm

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional