BOSCH PSB 700RE/N キーレス振動ドリル

ウチでの使い勝手を最大に実装した一台だぞ

PSB 700 RE/N

たいていの穴あけはバッテリードリルやインパクトでコト足りるんだけど
高速回転で長時間となるとやはり100V電源モノに軍配が挙がります
これまで安物をとっかえひっかえ使ってきたんだけど
ウチでの用途もだいぶ定まってきたんで、それらの用件を満たす機種を選定
広範囲に渡って穴あけが出来る道具として、コイツはかなり万能っす!

BOSCH PSB 700RE/N 実は初の振動ドリルなのだ

全体とチャック

ちょっとした穴あけをするだけなら、ぶっちゃけドリルは安物でも十分です かくいう自分もこれまで4~5台安価なモノを使ってきました そこで感じたのは自分のよーにイレギュラーな使い方さえしなければ、多分最初の一台で持ちこたえたのではないかと
問題は一台でアレもコレもと欲張ったトキにいつも起きていて、ウチで言えばポリッシャーとして延々使い続けたり、コンクリートに穴あけし続けたり・・・ などなど 
コイツは、ちょっとした穴あけじゃ収まりそーにないぞ!という方に(自分も)とって、かなり守備範囲の広い一台だと思います
キーレスチャックはハンドドリルとして当方初の13mm軸対応! ココはたいてい10mmまでが一般的ですからね ドリルビットのコーナーを観察するとよくワカルと思いますが、13mm軸まで対応してると様々な特殊ビットが使えるよーになります 新たにドリルを選ぶにあたってひとつめの条件でもありました

スイッチ廻り

モーターは701WとDIYモデルながらかなり強力っす 一般的なドリルなら3~400W程度だからね 次に条件として外せなかったのが電子無段変速機構 スイッチの握りに比例して回転を調整できるのは、個人的にすっごく大事なポイントで、穴のあけ始めにジワっとビットを回したいトキにこの機構がないと、ギュイン!と回ってしまい、軸が定まらないケースが多かったため このアタリは使い手のウデと用途にもよると思うんだけど、一度この恩恵を知ってしまうと捨てがたい機能っすね
連続運転時には握り部分にあるボタンを、メインスイッチを握ったまま押し込めばONが保持されます また、握り部分には防振ラバーが付いてるんで振動がだいぶ軽減されます 特に振動ドリルとして使う場合に効果大でした 
パワフルな分、大きめな作りなんで細軸ビットを使うには正直不便です キーレスチャックも対応軸は1.5mmからだしね でも1.5mm以下のビットを使うならそもそもドリルよりリューター等の方が扱いやすいから、ココは割り切りました

機能切り替え

機能の切り替えは上部にあるスライダーを移動させることで切り替えられます 右にすれば(上写真の状態)通常のドリル、左が振動ドリルです PRESSと書かれてるとこは、キーレスチャックを締め緩めする際のスピンドルロックボタンで、作りはなかなか良く手力だけでしっかり締め緩めできますね
店先では気付かなかったけど、実際に使ってみていいなぁと感じたのは、握り部分の形状 上の方にスポっと手で覆えるポイントがあり、ココがちょうど軸の中心付近 だもんで軸に対してまっすぐチカラをかけやすいのだ 何気に大事なコトっすね
振動ドリルはハンマドリルほど強力ではないんだけど、家周りの穴あけで重宝してます コンクリートプラグなんかを仕込む下穴あけや、モルタルに欠けナシで穴あけってのも得意ワザ 通常のドリルでもできないコトではないんだけど(専用のビット使用)、穴あけスピードの差は歴然です 早く穴あけができるってのは効率的だし、ドリルの負担も少なくていーから結果長持ちするんじゃないかと

サイドハンドル

これまた初となるサイドハンドル付きで、安定的にチカラをくわえる際にはかなりアリガタイっす また、長時間使用での疲れも軽減されますね 赤いノブを緩めれば可動させることも可能 使用状況でポジションのいいトコロに調整できるのもいいっす あと、ミーハーではありますが、カッコいい・・・ 
オマケにライトまで付いてます コレはヒトによっているいらないが分かれるトコロですが、ウチでは振動ドリルを使うよーな場所(ワリと暗いトコロ)で、ケッコウ活躍してます
ただ、ココは100V電源を使ってるんじゃなくて、ハンドル内に単3電池を仕込んだ独立電源 端部のスイッチでオンオフします いつの間にか電池が切れ、それっきり・・・ って、なりかねない部分ではあるね どっちにしても電池は入れておいた方がいーかな というのも、ハンドルとして使うにあたり、この電池分の重さが振動をいい感じに吸収するのだ 試しに電池ナシで使ってみたところ、使えなくはないんだけど入っていた方がココチ良かったですね

その他の機能

サイドハンドルはトーゼン取り外し可能 外した状態で本体をオプションのドリルスタンド(BS35型)に装着すれば、簡易ボール盤にもなるよーです 考えたねぇ
サイドハンドルにはもひとつ機能が付いていて、下写真の棒(深さゲージ)っす コレはドリルビットを装着してから、まず棒をビットの先端と同じ長さに設定します 目盛りが刻まれてるんで、そこから必要な穴深さまで棒を引っ込めます あとは実際に穴をあけて棒の先端が対象物に触れたら穴あけ完了ってワケ 簡易的ではあるけど、ビットにテープを巻いて深さ設定・・・ よりはスマートでしょ?

とまぁウチ的にはかなり万能なドリルっす バッテリーものでもこういった多機能モデルはあるんだけど、コンクリートに穴あけなんてトキはケッコウ長い時間回し続けるんで、電池の持ちを気にせず使い続けられる点もいいトコロかな あ BOSCHにしては珍しく?コードがしなやかってのも高ポイント ゴワゴワコードは取り回しがメンドーだしね

分解とかしなくていーです

バラしちった

最近すっかりおなじみの、好奇心による好奇心のための分解(笑) なんか歳を追うごとにこの傾向が強くなってるよーな・・・
メーカーのために断っておきますが、コイツはバラしやすい構造じゃないんで、バラさない方がゼッタイいーです 中が見たい!ってだけの方は、ココの写真で我慢しましょう 自身も余裕でバラせたワケじゃなく、アッチ緩めつつコッチをあおって保持しつつコチラから・・・ と、パズルのよーな組み付けでしたからね
それでもバラしたかった理由その1 
振動を発生させてるトコが見たかったのだ 下写真がその部分で、歯車にカリカリと触る部分があり、コレが軸に伝わって振動となるよーです 振動機構は先端に負荷がかかって初めて発生するメカニズムもバラしてみてよーくワカリマシタ 

可変ブラシ

それでもバラしたかった理由その2
スイングカーボンブラシシステムが搭載されてる ん?なんだそりゃ 機能説明によると正転逆転でブラシのアタリ位置を最適化させ、ブラシの片減りを制御するのと、アタリを均一化させるコトで正逆の回転ムラを発生させないらしいっす ふーん・・・
ブラシが可変だとぉ! 最近可変ってコトバに敏感です(バイクパーツ物色中につき)
そのしくみは原始的だけど実によく考えられていて、正逆スイッチに押されてブラシの位置が上下写真のよーに可変します 回転方向によってブラシにかかる負荷方向も変わるはずだから、コレはなるほどと思いました
ただ、説明書を読んでいて気になったんだけど、交換用ブラシの説明がナイ・・・ 分解ついでにブラシ部分が外せないかと触ってみるも、どうやらココはアッセンブリっぽいな ってコトは使い切りか? もしくは近い輪郭のブラシを加工して付けるかサービス依頼だなぁ DIYモデルの限界か・・・(涙)

サービスデータ

BOSCH PBS 700RE/N キーレス振動ドリル

電源 : 単相 AC100V 50/60Hz 消費電力 : 701W
回転数(無負荷時) : 0~3000min 打撃数(無負荷時) : 0~48000min
チャック把握径 : 1.5mm~13mm
穴あけ能力 : コンクリート-16mm 鉄工-12mm 木工-30mm
質量 : 1.7kg

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