Alvin Straightレプリカと愛しきジイジ達

イマ思うと、幼少期に我が人生の方向は既に決まっていたのかも

Alvin Straightレプリカ的な・・・

実話を元に作られた映画 ストレイト・ストーリー
主人公のアルヴィン・ストレイトが仲たがいしていたアニに会うべく
小さい小さいトラクターでひた走るという、なんてことない内容なんだけど
トラクターで行かなきゃならないっていう、コトバで表しにくいオトコならではの感情に
激しくココロを揺さぶられたオッサンここにアリ

そんな主人公(73歳)が自分的にあまりにクールで
普段はマネっこが大嫌いなんだけど、気付けばアルヴィンレプリカを目指してました(笑)
とはいえそんなモデルの服があるわけではなく、チェックのブルゾンに
テンガロンハット風の帽子ってだけなんだけど、本人的には完全にアルヴィン気分
コレを着てのっそのっそと歩くのがいーのです
もひとついーのが、コレを着たトコロでマネっこだと気付かれないトコ
ま、トーゼンか・・・

レプリカはともかく、観る機会があればストレイト・ストーリーをゼヒ!

TALON

それからしばらくして
世界最速のインディアン って映画もあったねぇ (コレも元は実話)
アレも単車乗りとしてココロをワシ掴みされる内容ではあったんだけど
どっちの映画にも共通してるのが
頑ななまでの初志貫徹
やはり ブレない ってのはタイヘンなことではあるんだけど
オトコたるもの、ブレない自分をひとつくらいは持っていたいもんです

っていうか、じいさんのオハナシばかりだ・・・

幼少期、イマ思えばあのころ既に自分の人生感ってのが大筋確定していたようで
林業を営むオフクロ方のじいちゃん宅で、とにかくイロイロ知りました
しかも教えてくれたのは当のじいちゃんにとどまらず、そこで働く別のじいちゃん
もしくはたまたま隣に住んでた別のじいちゃん
ま いずれにしても全てじいちゃんではあるワケだけど(笑)
特に隣に住んでたじいちゃんにはイロイロ学んだね
カブの後ろに乗せられ、死ぬ思いをしたのはまさにこのじいちゃんの仕業だし
食べれる虫と食べれない虫、うまい虫とそうでもない虫を教えてもらったのもカレ
学術的な教えではなくあくまで食い物としてね
自身が飼ってたセントバーナード的大型犬にオレを乗せたのもカレの仕業
でもってそれを喜んでた犬 (ドーブツは飼い主に似るのだ)
ウソのように思えるけど、乗馬するように犬の背に乗り
田舎町をフツーに散歩してました 冬になれば犬がソリになっての山下り
さすがに上るトキは別々だけどね

働いてたじいちゃんには木登りを中心に魚の捕獲なんかをレクチャーされ
エコーとわかばの違いをコンコンと説明され (結果わかばが最強だと言いたかったみたい)
セミを食わせようとしたのはまさしくこのヒト
トキドキ木にとまってたジャンボサイズのクワガタとかを捕ってきてくれ
すかさず隣のじいちゃんに食っていーのかを確認
食ってもいーけどうまくはないぞと言われましたね (何で知ってるんだ?)

当のじいちゃんといえば
ケガをするギリギリまで泳がせるという放任主義 (というより放置だな)
電球のソケットに指を入れようとしてもそれを止めず
ビリっとしびれたトコロでゲンコツひとつ
チェーンソーや鎌があるよーな作業場に入ることにも寛容なんだけど
作業のジャマになれば蹴り転がされるといった具合
それでも入るコトにうるさくはなかったから、自分のいていい位置を見つけ出し
山に入る準備をじっと見てるのが日課
たまに声をかけてきたかと思えば、飼ってるニワトリ(食用)の首チョンパの現場立会い
不機嫌そうに、コレを食うんだぞ と一言
命が絶えたトコロで血抜きの作業を教わりながら実践
ま クリスマスシーズンに話すよーなコトじゃないね (笑) でもまぁ肉を食べるってのはそーいうこと

基本不機嫌気味なじいちゃんだから
笑顔できゃっきゃ言ってはしゃいだ記憶がオレ自身少ないんだけど
唯一ハッキリ覚えてるのは、おたまじゃくしがたくさんいる池をじいちゃんが発見し
自慢の三菱ジープで現場に向かい、後先考えずにフタのない容器におたまじゃくしをテンコ盛りで捕まえ
帰路のガタガタ道で7割方を車内に撒き散らすという状況
怒られるかと思いきや、なぜかじいちゃんはニコニコしていて
ぜーんぶ拾い集めるまでウチに入るなよ と一言
もしかすると基本ドSだっただけなのかもね (笑)

オヤジ方のじいちゃんはまったく対照的なヒトで
どんな遊びにも付き合ってくれ、何をしても褒めてくれるよーな温かいヒト
親に禁じられてた買い食いをフタリで実践
後でバレないよう、口をやさしく拭いてくれるよーな甘え放題なじいちゃん
後にそんなイキオイで買ってもらったウサギを育てるべく
エサ代稼ぎで新聞配達に明け暮れるワケだけど
それはそれでイロイロ学んだなぁ

そんな善と悪の巨塔的(笑)じいちゃん達の生き方は
対照的ではあるもののどこか頑なな部分を持ち、それが孫として居心地良かった気がします
コレを最後まで読んだ方にとってのじいちゃんはどんなヒトなんですかねぇ
たまにはそんなコトを思い出すのもいーのではないかと

後編、灼熱のばあちゃんバナシに続く! のか?

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