A&D(エー・アンド・デイ) HT-500-JAC デジタルはかり

そろそろちゃんとした はかり があっていいかなぁと

HT-500

仕事・遊びにカンケーなく、液体のビミョーな混合比なんてのを計測する場合
コレまでは1g単位のキッチンスケール等で計っていたんだけど
たかだか1gのコトとはいえ、扱う単位が少量ゆえに1gから2gになる経過がわからないのがもどかしく
0.1g単位で表示してくれるヤツがいいかげん欲しいぞと思ってました
とはいえホンキの はかり ってなかなか高価で踏ん切りがつきませんでしたが
意を決して導入したのがコイツっす!

A&D HT-500-JAC バリューパック

HT-500バリューパック

0.1g単位で計測できてひょう量(計れる重さ)が500g前後のモノってケッコウ少なくて
選定にはケッコウ悩みましたが、最近登場したコイツは当方のニーズをほぼ満点で満たしてる機種っす
名前のとーりバリューパックってコトで、通常ならオプションになるようなアイテムが同梱されてるモデルで
具体的にはステンレス皿とACアダプターなど コレらを後々追加購入するとなかなか高価
まぁオプションの価格設定が高すぎるだけのよーな気もしますが(笑)
コレらをまとめてリーズナブルに!っていう内容になってますね
スタッキング可能なケースはとても良く出来ていて
ちょっとした計測なら本体を取り出さなくてもいいっすね
ケースにはペン立てまで装備されてる豪華さ?(右写真) 全てのアイテムがサクっと収まります

取り出します

本体を取り出すには、左写真のロックを手前に倒すことで本体が持ち上がります
ちなみにケースのフタを閉めるとココが勝手に動かないようフタ側にもロック機能があります
それだけ精密な機器ってことなんだろーけど
なんかね いちいちマジメな作りに感心しっ放しで、ホンキの秤であることを実感しますねぇ
中ネタは右写真のとーり ウチでの使い方なら十分以上の内容っす

電源

でもってまずは電源 同梱される乾電池(単3電池×4)、もしくは付属するACアダプターから給電可
基本的には電池駆動で十分だろーけど、転ばぬ先の杖としてアダプターはあっていいかもね
裏のMADE IN CHINAが若干悔やまれますが(笑)、作りはいたって良好っす

ステンレス皿

ひょう量に加えて条件として譲れなかったのがステンレス皿の有無 例えばわりかし凶暴な溶剤を扱う場合
万が一こぼしたりするとABS等の皿だと溶けちゃうコトがあるんだよね
実際キッチンスケールを使っていたコロにラッカーシンナーをこぼして溶かしたケーケンあり・・・
だからホントは本体含めてステンレス仕様が理想ではあったんだけど
個人で購入するには高価すぎるのだ・・・(涙)
そんな意味で多少なりとも高価なコイツを使うコトで計測自体も丁寧になるかなぁと
つまり 戒めのチョイス だな

カラーバー

個人使用ではあまり必要じゃないカラーバーなる色分けアイテムが実装されてるんだけど
コレは多分研究機関なんかで用途や使用者を分類する目的なのかなぁ
色を換える場合、本体から計量皿を取り外してから行います カラーバーはシリコンっぽい素材で押し込むカタチになるから
機器にムリなチカラがかかるのを避けるためとのコト なるほど~
なんてことないパーツなんだけど、差し込む向きがちゃんとあったりします(右写真) マジメだ・・・
国内バイク4メーカーの色とも解釈できますね(笑) だとするとウチは黄色かな?
でも青(スズキ)がナイじゃん! あ 本体で青使ってるか・・・

いよいよ計測! その前に

キャリブレーション

キッチンスケールと決定的に違うのが、使用地による校正(キャリブレーション)ができる点
(訂正:キッチンスケールにも校正機能付きのはあります!)
分銅による設定と重力加速度を入力する方法の2種類があります
分銅はヘタすると本体を越える高額品なんでひとまず忘れることにして
重力加速度の設定は タダ だから(笑)、迷わずコチラの方法でいきます
重力加速度なんて聞くと何やらややこしそーですが
とりあえず使ってる場所(地域)の数値を入力すればいいだけのコトで、説明書にその数値も明記されてます
ざっくばらんに言うと、使ってる場所の緯度が地球の回転軸から遠のくほど
物質にかかる遠心力の影響で、質量の同じモノが違う重量を指し示すコトを校正するらしーのだ
つまり校正してない同じ体重計で体重を計るとすると、北海道よか沖縄の方が軽く表示されるワケ
だもんで、その誤差を吸収すべくキャリブレーションが必要なのだな
ただ、重力加速度のエリアはわりかし広範囲での設定値だから
より精度を高める意味で分銅の存在があるのではないかと

ちなみにデフォルトの設定値は東京近郊(9.798m/sec2)なんで
北海道の札幌で使うなら9.805に設定する必要があるね

風袋引き

キャリブレーションが済んだら、あとは電源を入れて計測するだけなんでコレといったコツはナイっす
キッチンスケールにもある風袋引き(容器の重さを差し引いた)計量もトーゼン可能っす(上写真)
さすがに0.1g単位だと、息を吹きかけるだけでも数値が変化します コリャすげーや

RIGHTSTUFF

そんなワケで、シロートが使うにはなかなかのオーバースペックですが
壊さない限りは一生モノになるだろーから、個人的にはいい選択だったと思ってます
何はともあれコイツは精密な計測器であることを忘れずに使うコトを誓います!

サービスデータ

~ A&D HT-500JAC デジタルはかり ~
ひょう量:510g 最小表示:0.1g 直線性:±0.2g 再現性(標準偏差):0.1g
スパンドリフト:±0.015% 使用温湿度範囲:-10℃~40℃(85%RH以下 結露しないこと)
表示:7セグメントLCD 文字高 13.5mm 表示書換回数:約10回/秒
電源:単3電池(R6P/LR6)4個またはACアダプタ 電池寿命:約450時間(20℃-アルカリ使用時)
計量皿寸法:132×130mm
本体寸法・質量:195×136×44mm(W×D×H)/約550g(電池含)
校正分銅値:500g±0.01g

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