続 ・ 幸運のラジエーター
一瞬、コレ終わったな・・・ ってトコからの起死回生だったのだ
ガンコート塗装の本丸になるコア本体
元色が気に入らないってコトで自家塗装したのが10年ほど前
このトキ塗ったのがいわゆる耐熱塗料だったんだけどね
ガンコートを塗るにあたり、まずは耐熱塗料を剥離する必要があります
ココからがかなりの迷走で
その作業手順をPBC大将とRUDEさんに話したら爆笑された次第・・・
まずは剥離剤を使った色剥がし コレはまぁ基本だよね
効率を考えてワコーズのスプレータイプを使い、フィンの奥まで剥離剤が届くのを目指したんだけど
やはり完全には除去できず、はてさてどーしたものかと
で、次に思いついたのがブラスト処理
たまたまキャビネットに入っていたアルミナのメディアを使っていざ!
ま この工程が笑われた理由なんだけど(恥)
ペラペラのフィンである アルミナの威力で苦労して修正したフィンがグネグネに曲がり
それどころかフィンの間に詰まってる!!!
とりあえず天を仰いだよね・・・
幸い、パワフルなブラスト機材じゃなかったんでこの程度で済みましたが
強力な機材で同じコトをしたらフィンごと消えちゃうカモ・・・
つくづく 幸運のラジエーター なのだ
ココで作業は大きく後退し、アルミナの除去とフィンの再修正(涙)
すったもんだで作業を終えたものの、旧塗膜はまだ除去しきれてません
で、メディアをガラスビーズに変えて再びブラストに挑戦
こうなったら、思った通りに仕上がるまでゼッタイ引き下がらないと腹をくくり
ガラスビーズを打ってみると、多少曲がるものの塗装が剥がれてる!
ココからは根気比べ
ウチのブラストはオモチャのコンプレッサーだから(いわゆる100V 1.5馬力モノ)
ブラストを打つ空気圧を維持し続けられないのだ
それでも小物程度なら十分に使えるんで、テコ入れすることなく過ごしてきたんだけど
ラジエーターともなると事情が変わってきます
だもんで、4時間ほどかけたブラスト作業のうち、3時間は空気圧の上昇待ち(笑)
待ってる間に200Vを引いて5馬力くらいのコンプレッサー買ってこれるな・・・
って一瞬ホンキで考えたくらい(笑)
ま 先立つモノもナイんで、結局待ち続け打ち続けの4時間後
晴れてクリーンなラジエーターの完成!
但し、フィンは再び曲がったんで修正は1からやり直し・・・
上写真の塗装作業に入るまで、いったい何日かかっただろーか
でも色んなノウハウを身をもって得たっていう意味では、あながちムダじゃなかったカモ
少しハナシは変わって
先日SATIN BLACK(半ツヤ黒)のアガリはある程度定まったものの
だったらFLAT BLACK(ツヤ消し黒)はどの程度のツヤなのかがどーしても気になり
結局FLAT BLACKも投入!
よくよく調べると、FLAT BLACKが最も密着性や傷、放熱性に優れているんだそうで
ワークがラジエーターって考えるとFLAT BLACKこそ適任ではナイかと
そんなワケで本体はFLAT BLACKとしました
肝心のツヤっ気はというと・・・
薪ストーブ等々のカサカサした艶消しでもなくて
下地にもよるけど3分~4分ツヤといった感じかなぁ
じゃじゃ~ん
そのうち詳しくいきますが、保護アミとステーはSATIN BLACK
本体はFLAT BLACKでラジエーターの完成!
やっぱり写真だとニュアンスが伝わりにくいんだけども
幸運のラジエーター 復活!
クーラントも無事通過して久々のエンジン始動・・・
いやぁ バイク サイコー
でもってカメラを少し上に向けると・・・
カッコイイ・・・