永井電子 ウルトラ クラブマンシリーズ ステッピングタコメーター No.1932

泉vmaxさん 長らくお待たせしました・・・?

ULTRA No1932

ちょっと前にBBSでタコメーターに関する質問があり
そーいえばメーター上で肝心なタコメーターの件にあまり触れてなかったコトを思い出し (汗)
記憶が消失してしまう前に製作当時を思い出しつつページを作りましたが
コイツを巡ってはなかなかのポカをしてしまい
一時は使えない状況にまで追い込まれてしまうという号泣寸前の状況?などもあり
紹介するにもできなかった数ヶ月・・・っていうのにジャマされ
そのまま忘却の彼方へ・・・ (笑)

だもんで、内容が飛び飛びだったりするかもしれませんが
いじくり回したヒトのみが得られる情報を中心に、コイツの魅力を掘り下げてみるとします

あ 当方は自己責任において単車で使ってますが
基本的にコイツはクルマ用なんで
単車で使うからにはそのアタリを覚悟すべきっすね
でも、魅力的なメーターなんだよねぇ・・・

永井電子 ウルトラ クラブマンシリーズ ステッピングタコメーター No.1932

ULTRA 1932

ヤマシギ号で使ってるのはNo.1932(11.000RPM)で
同形状で回転数が8500RPMまでのNo.1930っていうモデルもあるよーですね
寸法的な詳細はメーカーサイトに詳しく書かれてるのでそちらを参考にしてもらうとして
80mm径のメーターパネル穴に挿し、背面から右写真のラバーバンドで固定するっていうのが基本的な使い方かな
あとは発売記念限定オプション?で
No.1939-20 っていうメーターホルダーに収めて据え置きするっていう方法もあるみたい
ただ、コレはまあまあ高価っす・・・ でも限定品好きの方には必須アイテムか?

設定コントローラー

メーターパネルにある黄と赤のランプは
デフォルト設定(YELLOW5500RPM RED6500RPM)で点灯するんだけど
コレらの設定値を変更したい場合、付属のコントローラーを接続して変えられます
ウチのは6000RPMで黄が点灯し、9500RPMで赤が点灯となるよーにしてます
V-maxのVブースト作動開始回転数とレッドゾーンってコトだね
他にも色々あるよーだけど(ピークホールド等々)使ってないからわかんないや
基本的にコレらの設定が済んでしまえばコントローラは不要なんで
ヤマシギ号では常時接続はしてません 必要に応じて装着すればいいかなと
まぁ クルマだと配線が裏に潜ってしまうから
繋げたままダッシュボードにでも転がしておくのかなぁ

メインハーネス

メインハーネス(左写真)はご覧のとーりなんだけど、途中にあるグロメットはヤマシギ仕様っす
上に向かってる数本が電源や回転パルスを拾う線で、黒いのが先述したコントローラ線
右写真のオスカプラとコントローラを接続します 
不思議なコトに
ココはロック付のカプラなんだけども、メインハーネスの黒カプラはロックがナイっす
だもんで、接続後にグニグニやってると、しばしば外れる場合アリ
クルマならさほど問題にならないけど、単車の場合はカプラの先で配線を固定するなど
少し工夫しておく必要があるね
下のギボシ端子2つは、先述した黄・赤のランプに連動してる線で
もっと積極的に点灯情報を得たい場合(シフトランプなど)、ココの線につなぐコトで
別のランプを点灯させるコトが可能
確かに夜以外はメーター内でピコピコ光っていてもほとんど気付かないんで
こうした配慮があらかじめされてるのはアリガタイ限り

配線自体はこういったメーターの類を思うと特別難しくはありませんが
自車の回転数を拾う線をどこからにするかで迷う可能性はあるカモ
まぁ そこはコイツに限ったハナシじゃないよね
ちなみにコイツはデジタル回転信号(大抵コッチだね)と
IGコイルマイナス回転信号のどちらかで回転数を拾えます
ヤマシギ号はウオタニのユニットを仕込んであるため
ユニットから出てるタコメーター用の線とデジタル回転信号線を接続してますよ

メーター背面

メーター背面には2箇所の設定ダイアルがあります(左写真)
大きい方はエンジンの気筒数設定で、小さい方はタコメーターの動きを設定するダイアル
V-maxだとココは4気筒じゃなくて2気筒に合わせるのが正解
この辺は自車のイグナイタがどう制御してるかにもよりますね まぁ 設定を間違えてもいきなり壊れるワケじゃないから
ヘンテコな動きをしてるよーならまずココを疑って数値を変えてみるといーです
小さいダイアル位置を変えるコトで
針の動きを好みに変更できるよーです ウチのはデフォルトの上下最速設定で
別の位置にするとスミスの機械式メーター的カクカクっとした動きに変えるコトも可能
クラシックカーにユーザーが多いのも頷ける仕様だね
右写真はスペースが余ったんで、今一度背面ラバーバンドの役割を再現した状態で
グレーの板がメーターパネルと思ってください パネルに挿さったメーターを
背面からラバーバンドをはめてメーターを固定するっていうシンプルな仕様
組み付け後に微調整をしたりっていう分には楽チンだけど
振動の大きいクルマだと結構あっという間に決め位置からずれるのだそうで (笑)
ラバーバンドにワイアリングしたり等々、クルマ乗りの方でも要工夫な場所みたい

さて、ココからは保証対象外のオハナシです (笑)

分解01

分解に関しては、要所のネジにしっかりロック剤が塗布されてるものの
中強度くらいのロック剤なんでサクサクとバラすことが可能ですが
少なくともロック剤が付いてるネジを外した場合は保証が消失すると考えるべきだね
とはいえ当方的にココは加工のために分解せざる得なく、エイヤっと分解
内部を見ると あ~丁寧な作りだなぁ っていうカンドーのひとときが訪れます(謎)
当方は基盤まで手をかけてませんが、その気になればかなりのトコロまでバラせるので
オレンジ照明がイマイチなら、上基盤のチップLEDを交換すれば望みどおりの照明色が得られそうです
ま ハンダ付けに自信があれば・・・ ですがね(笑)

分解02

あまり詳細に基盤を見せるのはメーカーに失礼かもしれないのでほどほどにしますが
中ネタのみを移植したい方への情報としては左写真を参考に検討してもらえたらと
針の厚み含め奥行きが最低35~40mmあればメーターケースに収まると思いますね
ちょっとステキ・・・ と思ったのが右写真
文字盤はトップの薄板と下のクリア厚板の2層構造になっていて
基本的にネジ留めされてるだけなので
針さえうまく外せればパネルデザインを変更なんてのも不可能ではないのだ!
ただ、このスッキリとした字体とデザインを変更する気にもならず
もう 憎いねぇ!ってな具合で(謎)、深夜にニタつくおじさんなのだった

すばらしきフチゴム

実のトコロ
ココの作りがイチバン紹介したかった部分なんだけどね
メーターリム・天板ガラス・メーターハウジングが接する部分のゴムパッキン
この作りには参った 防水処理はおそらく不要だね
とかいいつつガラスエッジにだけは念を入れ、液体ガスケットを回しているコトはナイショ(右写真)

ゴムパッキン断面

雰囲気で書いたので正確なディティールではありませんが
ゴムパッキン部の断面を書き起こしたのが上イラスト
このカタチを思うと、少なくともココの接地面から水が浸入するコトはまずないだろうなぁと
いわゆるバイク用として売られてる針式タコメーターを色々バラしてきましたが
それらよかよっぽどしっかりとした作りだと思います スバラシイ
しかもカシメではなく、背面から計6箇所でネジ留めされてるから接合もしっかりしてるし
カプラ穴あたりから入ってきそうなホコリ等々の汚れは
このネジを外すコトですぐメーター内にアクセスできるから
見た目のコンディション維持にも一役買ってます

おそらくはオープンカーへの設置などを見込んでの作りなんでしょうが
ココに関してはバイク乗りもその恩恵に思いっきりあやかれると思いますね

先述した やらかしちゃった件・・・

やっちまった部分

表面の防水能力は上で書いたとーり申し分ありませんが
裏側はやはりクルマ用 なんらかの加工が必要になります そこで当方がやったのが
左写真のよーなメーターケース側から立ち上げたネジ ココを使って右写真のよーなメーターカバーで覆い
その中間にメーターパネルを挟めば一気に問題解決!

tacho_illust01,png

その断面が上イラストなんだけどね
メーターから立ち上げたネジっていうのが、イラスト内で言うトコロのM5低頭キャップボルト
ココを表からナットで締めこむコトにより
背面のラバーバンドごとメーターパネルにグイっと押し付けるカタチになり
我ながらどーよ!っていう作りではあるんだけど
このメーターから立ち上げたボルトの選択を誤り(滝汗)
メーター自体を破壊してしまったのだぁ!!!(3日くらい立ち直れなかったぞ・・・)

イラストのよーに最初っから低頭ボルトを選んでいれば何の問題もなかったんだけど
当初ココではトラスネジ(なべネジよりは低い頭)に平ワッシャ1枚という構成
この数ミリの 出っ張り がほんのわずかだけ基盤の回路に触れていたらしく
通電と同時にヘンテコな動きとなり、最終的にはウンともスンとも言わない状況・・・
結局ネジを短絡させちゃってるコトに気付けないまま
恐る恐る永井電子に事情を説明するも
バイクに使ってるっていう時点で軽く叱られつつ(笑)、モノを見てみないとなんともっていう回答
そりゃそうだ 壊したニンゲンが分ってないんだからね
で、トーゼンの有償にて泣きの修理を依頼
原因を突き止めた時点で連絡をもらい、懇切丁寧な説明の中に
自社のモノへの自信と誇りを感じつつ、その破損原因に当方は赤面しつつ (笑)
数日後カンペキに修理され、晴れてヤマシギ号の一部として返り咲いたのだ

ココまで具体的に書くと、もし永井電子の方に読まれたら
あのトキのアイツだなぁ 
と、失笑されそーですが(汗)、そーです あのトキのワタシです
その節は大変お世話になりました
イマは壊れるコトなく快調に働いてます!

そんなワケで
同様なコトを計画してる方は、くれぐれもネジ頭の高さには注意!
っていうかカイゾーを勧めちゃいけませんね (笑)

メーターカバー作成

気を取り直して・・・
晴れて復活したメーターをしっかり固定すべく、先述したメーターカバーの作成開始!
相手がプラ板であればコッチのもの? 数ミリの狂いもない円柱を黒プラ板で作り
適宜面取りや穴あけをしてカバー自体の完成!

内部構造

このカバーの肝は内側にアリ 1.0mmプラ板を2枚重ねで円柱としてるんだけど
内側の板は途中までで、この段差に沿わせて更にプラ棒(1.5×2.5mm)を固定してます(右写真)
この出っ張りがラバーバンドの出っ張りに引っ掛かる形状になっていて
ふたつ上の断面イラストのよーにメーターパネルに押し付ける格好になるのだな
コレで締め付けと同時にラバーバンドがパッキンの役目もはたし
接合部の防水力も高まるのである! ハズ?

美観向上

カタチが完成したら、あとは見た目を仕立てるためダイノックプライマー(DP-900N)をケース全体に塗布
その後、カッティングシート(ベルビアン NC-059)をドライヤーで温めつつ貼りこみ
このトキは無理せずにトップと腰は分割して貼ってますね

セットアップ中

この先を紹介できるいい写真がなかったんで (汗)、コレにてオハナシは終了なんだけど
トップブリッジと接合するステーを型取ってるヒトコマが上写真
二つあるグロメットは片方が配線の通り道で、もうひとつが背面ダイアルへのアクセス穴っす
白いステーっぽいやつはこの段階では発泡塩ビ板 で、各部の干渉具合をチェックしつつ
ジャマにならない形状にできたトコロでアルミ板を切り出し、本物のステーを仕立てました
このページはタコメーターが中心なんで
メーターアッセンブリのオハナシはまた改めて書きたいと思います

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