下駄の鼻緒が切れかけた・・・
マジかよぉ・・・
一昨年くらいからだったか
愛すべき下駄であるクルマの乗車フィーリングに若干の違和感アリ
アブソーバーが仕事しきれてないとでもいうか・・・
元々同車種の中でも脚が硬めな設定のグレードではあるものの
それとは違う節度の無さをビミョーに感じるぞ
見た目はそこそこキレイさを保ってるし
エンジンだってまだまだ吹け上がりは軽いんだけども
気付けばクルマとしてこの世に誕生して17年も経ってるし
10万キロも超えればこーいった不具合があっても何ら不思議じゃないね
ってコトで
去年のうちにネタだけは揃えてあって
頼れるアニキのRUDEさんと互いのタイミングを図ってるウチに
気付けば2022年っていうね(笑)
で、ココを逃すとまた先延ばしになるっ
っていうタイミングを迎えたのが一ヶ月ほど前のオハナシでして
早朝から業務をなるたけこなしつつ
午後から準備万端でRUDEさんトコに入庫
旧アブソーバーは
昨年末のタイア交換時のコロにはとうとうオイル滲みも確認
コレまで立派に任務を遂行してくれました お疲れ!
今回はスプリングを除く全てのパーツを刷新しまして
ゴムブーツやらシャフトのブッシュやら・・・ 上下のマウントもしかりで
確認してみると
アッパーブラケットのベアリングにもしっかりガタがきてましたね
それにしてもみんなサビサビだ・・・
とまぁ・・・
RUDEさんからしてみれば何てことナイ交換作業でしたが
普段なかなか見ない自車の下回りをしげしげと観察してみたり
作業手順をじーっと観察してみたりで(笑)
結構あっけなく交換は完了・・・ したんだけども
この作業中
左後ろ脚の何がしを撤去中に感じた違和感・・・
RUDEさんは外側からタイアハウス内をライトで照らしつつ作業していて
ワタクシは内装を撤去した内側から作業をフォローしてたんだけども
なぜか時々外側からの灯りが内側から見える・・・ ん?
サスの固定ネジ部とは違う変なトコから灯りが漏れてるんですけど
もうイヤな予感しかしない・・・
!!!・・・
完全に腐ってるやんっ! マジかよぉ・・・
タイアハウス側から見ますと・・・
普段は樹脂カバーが付いていて見えないトコなんですが
給油口口金最寄りの鉄板がね・・・ ココだけ見たら放置車両じゃんか・・・
今度は仕事の疲れと相まって気絶しかけてるワタクシを観察されつつ(笑)
さ どーする? 夜は長いよぉ・・・ ニヤニヤ
こーいうもったいつけをするのがこのヒトの特徴です(爆)
対処療法にはなるけど、とりあえずこのままにはしとけないでしょ キリッ
RUDEさん・・・ ありがたや
ってコトで、そこからは手慣れたご様子
患部に型紙を当てつつキレイめな一斗缶をチョキチョキ・・・
板金ハンマーでカンコン・・・ あれよあれよでこんなやーつが完成 スゲーな
コレ・・・ 何かに似てるな・・・
アイアンマンMarkⅠだっ!(違)
コイツの収まりはこんな感じになりまして
最終的には丸穴を開け、錆で半分以上消失した給油口受けの一部にもなるのだな
今回は対処療法なので固定はリベット留めとして
スキマをコーキングで埋めつつ、最後の最後にワタクシが防錆塗装をしてます
一枚板から曲面のある形状にしてくれたおかげで
もはやどこがアイアンマン?だったかもあいまいマンなんですが(寒)
見事に穴が塞がっておりますっ!
内側からはワタクシが後を引き継ぎ、錆転換材を塗布した後
コッチからも防錆塗装をしてひとまず 時間稼ぎ はできそうです
RUDEさん、長々と有難うございましたっ
どーにか下駄の鼻緒は ギリ 繋がりました ヨカッタ・・・
ってなワケで
ワタクシの愛すべき下駄の一部は一斗缶改で成り立っております
それはともかくとして・・・
なんでまたこんな局所的なヤラれ方をしたのか・・・ どーにも気になる
クルマの保管環境的には屋内ながらも
丁度左後ろ脚周辺って外から見ると80センチくらい地中なのね
だもんで
元々左後ろ脚だけにちょいちょい湿気からくる問題が発生はしていたんだけども
それにしたってピンポイントすぎる・・・
で、上写真 ココは写真のよーに樹脂のカバーが付いて給油パイプを覆うんですが
コイツをバラして観察してみますと・・・
5~6年前にディーラー経由でノックスドール施工をしてもらってるんですが
この樹脂カバーにまんべんなくノックスドールが・・・
つまりココを外さずに施工したと思われ
ってコトはその背面の鉄板にはトーゼン防錆塗膜は無いと
それに加えて
この樹脂カバーは車体と密着してるワケじゃないので
巻き込んだ砂利や土などが上面にちょっとずつ堆積するらしく
実際、コイツも最初に外したトキに1センチ近く 土 的何がしが堆積してました
それでも乾燥していれば大した問題はナイと思いますが
前記したウチの保管環境的にココは常に しっとり した状態であり
その湿気をずーっと防錆塗膜のナイ鉄板に浴びせ続ければ・・・
っていう結論に至った次第
ちゃんとした業者さんであれば
こーいった樹脂パーツはあらかじめ取り外した状態から施工に入ると思いますが
アタリが悪かったのか
たまたま外し忘れたのか、今更そこを追求しても仕方ないっすね
なんにつけ
自分の無知さゆえ、チェックが至らなかったコトの反省 コレに尽きます
もっと早く気づいてさえいれば・・・
長く自車を乗り続けたいと思う方へ向け
こーなっちゃダメよ! っていう悪い見本として、あえて晒しました
どーかお気をつけアレ
っていうのが約一か月前のオハナシ・・・
コレにはまだ続きがありまして・・・(滝汗)
コレまたどーするよ・・・
3月は、ホント怒涛の一ヶ月になりました
初旬にエッセンシャルワーカーであるカミさんがとうとうCOVIDに捕まり
同時にワタクシも濃厚接触者確定・・・
その間も業務は待ったなしの状態・・・
ま そもそもが軟禁状態なので何も変わらないんですが(涙)
コレで自分も倒れたら業務にも穴が開くっていうキンチョー感と
自分を責めるカミさんをどう労わればいーのか問題・・・
職業柄、カミさんはヤリ過ぎってくらいに日々を気を付けてただけに
その落胆ぶりが理解できる分、慰めのコトバが見つからない・・・
最終的に
ちゃんとオレが稼ぐから安心して寝てなさいっ! としか言えなかった件
語彙力・・・
カミさんは2日ほど微熱続きだったものの
3日目にはケロっと回復しまして、ワタクシはたまたま無症状なのかどーなのか
そもそもが未だ休みナシ継続中で、常にカラダは疲労気味ゆえ
疲れなんだかビョーキなんだかワカラナイっていうね(笑)
そうこうしてるうちに行政的待機期間も過ぎ、業務も佳境に入り
先日無事に北海道の真ん中チョイ下へ納品完了・・・
ま 4案件のうちのヒトツをやっつけただけなんですが(汗)
残りの3つのうち2つは完成間近なのに未だ 待て 状態でして
オレは従順な忠犬かと(笑)
そうかと思えば5案件目のご相談・・・ 春はまだ遠そうです(号泣)
で、仕事バナシから少し時間を戻しまして
またもやクルマのオハナシね
一ヶ月前
RUDEさんトコで車体を下から眺めていると
燃料タンクにイヤな感じの染みが這っておりまして・・・
指先でそのネットリを拭い嗅いでみますと、うぁ ガソリンだぁ・・・ マジかよぉ
確かに燃料タンクも端部には錆が回っており
下から見る限りでは上下プレスしたトコから滲んでるっぽい
ポタポタと漏れてこそいないけど
いい気分はしないし、そもそも危ないし
またまた下駄の鼻緒が切れかけてきた・・・
当初はまたRUDEさんにお願いしよーかとも思いましたが
モーレツに忙しい最中
深夜ガレージにて仕事終わりの一息などをついていますと
ヤマシギ号ではデカタンクがどーしたとかさんざんやっていたのに
オレニハテヲカケテクレナイノ?
っていう、幻聴(ってコトにしておく)が聴こえてきたんだよね
そーだよなぁ・・・ ヨシ、やるわ
そんな決意を知ってか知らずか
年式を思うと極上と言っていい中古タンク発見!(上写真)
汚れこそあるけど錆はほぼ皆無 断然ヤル気が出てきました
タンクが安く済んだ分の残りを
全て防錆塗料の予算に回しまして、ネタの到着を待つとします
とはいえトキはまだ3月半ばだったので
仕事終わりにちょっとずつ準備を続け、タンク全体に防錆塗装済み
タンク単体にでもならないと上面にまで防錆処理は出来ないからね
仕事終わりでプシューっといき
仕事始めで裏返してプシュー コレを2往復ね(笑)
こーいったトコで
時間を存分に使えるのがプライベーター最大のメリットかもなぁ
でもって先週末
ついに2カ月ぶりの休みっ! どんな会社だよ・・・
ホントはじっくり骨休みしたいトコなんですが
コイツの車検が近々あるもんだから、のんびりもしてられません
で、まずは車内側のシートやらなんやらを撤去した後
燃料ポンプを抜き取りまして、そこからガソリンの一時撤収
コレが地味~に手間とキンチョー感を伴いましたね
しかもタイミングが悪いコトに燃料は2/3以上残ってる状況・・・
ウチにある携行缶をフル参戦させても総量が足りん
手持ちのVmax純正タンクを2個足してもビミョーだなってコトで
急遽20Lの携行缶を追加して 20+15(Vmaxタンク)+5+3=43L・・・ いけるか?
手押しポンプでひたすらシュポシュポを繰り返しまして(笑)
どーにか総量の98%くらいは抜けたっぽい ヨシ、次!
燃料ポンプ(フィルター)が外れてるなら
せっかくなんでフィルター類とパッキンも換えておきます
フィルター交換のタイミングで一瞬単体になる燃料ポンプね
一見、デカめのマブチモーターみたいですが(笑)
コイツが粛々と燃料を送り続けてくれてるのよねぇ
本来ならば、予防整備的にコイツも新品にすべきなんだとは思いますが
こー見えてこのお方、4万近いのよね・・・
イマのトコロ、不具合の兆候も無いので今回はとりあえず・・・ よっビンボー人!
幸い、中古のタンクにも実働するポンプが付いていたんで
一応、クルマに積んでおくとします(笑)
モロモロを入れ替えつつ組み込みOKとなったのが写真左手前のやつで
奥の2つが燃料フィルター単体なんだけども
白っぽい方がウチの車体から外したヤツで、薄ピンクの方が中古タンクのヤツ
このピンクはおそらくガソリンの色が沈着したと思うんだけども
ウチのヤツは新品とほとんど変わらないくらいに白いまま・・・ なんでだ?
少なくともワタクシがオーナーになってからはお初の交換だしなぁ
ウチのはハイオク指定のエンジンなんで
ずーっとハイオクしか入れてないんだけども、それが理由なのかしら?
もしくは地域別で燃料の配合って違うから、そのせいなのかなぁ
ガソリンだけ見ればハイオクだって赤いのに・・・ 不思議っす
さ 細かい作業は完了しました
いよいよ燃料タンクの摘出だっ ヒトリで出来るかしら・・・
輪留めOK、ジャッキアップ後のリジットラックOK、床面の養生OK
患部のライトアップOK・・・ タンク最寄りにサブジャッキの設営OK
ゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・ ガコンっ(30分)
あ 遮熱板を先に外せばいーのかっ
ゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・ 片辺をジャッキに載せて斜め下にそーっと・・・(20分)
ヨシ、外れたっ!
!!!・・・ ウソでしょ?
またまたコレだけ見たら放置車両じゃんかっ! マジかよぉ
イヤ、車内側からフィルターを外した際、既にちょっとだけ見えてはいたんで
ある程度の覚悟はできてたんだけども・・・ コリャひどいな
そーなると収まってた車体側もさぞかし・・・ と思いきや
そっちは錆ひとつナイ状態ってのも不可解ではあるんですが
鉄板+鉛のごとく、タンクだけが身代わりに錆びたかのよーな仕上がりです
でもって滲みの患部はプレス面じゃなくて
どーやらフィルターを固定する円盤の合わせ部分っぽい
多分ですが、満タン近辺でタンクの内圧が上がってるトキとかに
じわ~っと滲みが出てたのかなぁと だからポタポタには至らなかったのカモ
にしたって・・・ なんだよこの錆
コレでも内部はさらっさらにキレイってのが
オートバイのタンクとかと真逆だよね(笑)
イヤイヤイヤイヤ・・・
こーして比較してみるとかなり激しいっすね
中古タンクの方が年式も古くて走行距離も長かったのに・・・
やっぱり雪が降らなくて海も近くないトコだとダメージが少ないのかもねぇ
こんなの見ちゃうと
あながち 幻聴 は聞き間違いじゃなかったのカモ(笑)
せっかくタンクが外れてるんで
車体側のタンク収まりエリアにもしっかり防錆塗装をしておきますかっ
で、一晩乾燥・・・
明日のタンク装着に向け、段取りを脳内で整理しておくとします
ちなみにコレはタンク固定バンド(スチール)の新旧比較ね
コチラも見事な仕上がりとなっております・・・ はぁ
染みたガソリンによりラバーバンドも膨潤しちゃってるしで、コレまたひどいね
サビサビながらもまだ強度はある感じでしたが
万が一コレが折れると燃料タンクが落ちます・・・(怖)
いやぁ・・・ ホントに目が行き届いてませんでしたね・・・ 反省っすわ
新品調達したバンドも
裏表を数日に分けて防錆塗装済みっす 耐久性は如何にっ⁉
でもって翌朝
前日の潜り作業で全身バッキバキですが(笑)
タンクが未装着っていうキンチョー感から、まだカラダは動きそう
脳内シミュレーションは何回もしたし いざっ
ゴニョゴニョゴニ・・・ スコっ を?収まったか?(5分)
ジャッキでタンクを押さえつつ、バンドとネジ穴の位置を微調整してボルト締結!(10分)
最後に遮熱板をリベットで・・・ ぐぬぅ・・・チカラが入らん(30分w)
やった! 出来たぞっ
あとはパイプ類の固定をした後、おそらくは4回くらい締め忘れのチェック済(笑)
最後に車内側からパイプ&カプラを接続しまして ミッションクリア!
リジットラックからクルマを降ろし
まずは15Lの給油をしましてイグニッションオン(始動はまだせず)
燃料ポンプの動作音を確認した後、セルを回してみます
キュルキュルキュル・・・ 一度目は掛からず、もう一回
キュルキュルブォン! やった!
10秒くらい給油警告が出ましたが、燃料計の上昇と共に消えましたね
小一時間後、燃料漏れがナイのを確認してから
残りのガソリンを戻しまして作業完了!
あ 後部座席を組み戻さないと・・・
全てが完了したトコロで訪れたキョーレツな疲労感・・・
あ 明日出張納品だった・・・
おじさんってなんだか慌ただしいね
そんなこんなで
どーにか下駄の鼻緒は切らずにコト無きを得ましたが
こんな身近にサビサビ案件が山盛りだったのに・・・
見てるようで全然見てなかった自分がちょい情けないっすね
愛すべき下駄は
多少なりとも機嫌を直してくれたかしら?
いずれにせよ
ウチのクルマも そーいう年式 になったってコトっすね
乗り続けるなら他にも手を入れるべき部位はあるし
いつまでも部品が出るワケじゃないし・・・ さて、どーする?
ひとまず車検を取りつつ、考えますかぁ
21世紀になってもニンゲンってのは・・・
ココ一ヶ月ほど
コレを見る度、どれかひとつだけでも本物にならないかなぁ・・・
ってケッコウ本気で考えたり
本物になれっ! っていう念を送ってみたりね
もし本物になったらすぐさま装着して
どこぞの狂人を3人ほどつまみ上げ
レーダーにも捕捉されないよーなスピードで
キャストアウェイ的離れ小島に置いてくる
コチラが手を下すまでもなく
疑心暗鬼にかられた連中は勝手に揉めだすだろーし
イキオイが過ぎれば・・・ 行きつくトコはひとつでしょ
理由・動機はどーであれ
たかだか数人が
気まぐれに、もしくは腹いせに、もしくは歪んだ信念によって
ヒトの命を好き勝手するのはおかしいし
場合によって
この星の命運すら変えかねないってのはやっぱりおかしい
自分が同じよーな境遇で生まれ育ち、同じよーな権力を手にしたら
やっぱり同じよーなコトをするのだろーか
狂人たる彼らも同じニンゲン
TVを見る度、そんなコトを思う