メイキングアンソロジー vol.1 ～ ラジカセ偏 ～
皿田きのこモデル？を目指した遠い昔の作り物
たまたまガレージで上を見上げたトコロ
ふと目に止まった懐かしいラジカセのオハナシです
小学生のコロに登場したDr.スランプ アラレちゃん
当時、鳥山明氏の描くペンギン村の世界感がたまらなく好きでしたねぇ
中でもコマの中心ではないトコに描かれてるちょっとしたモノ達の描写がスキで
「ナウいギャルはココんとこ刈り上げるのよ！」でおなじみの
皿田きのこちゃんがいつも連れ歩くDJまでしてくれるラジカセ
単純に コレ、いいなぁ ってのがコトのはじまり
で、ガラクタ箱もといタカラ箱に顔を突っ込み
じいちゃんが使わなくなったモノラルラジカセと壊れたラジコンを並べてひと思案
このタイア、付けれるんじゃね？
なんてイキオイで組み上がったのが上写真の状態
作りがガサいのは、中坊のスキルと混沌とした精神状態（笑）ゆえ、ご愛嬌ってコトで
コイツを巡ってオレ的には何とも誇らしい出来事がありまして
学校行事で約30キロの徒歩遠足ってのがあり
ラジカセ等の所持は禁止されていたんだけど、そんなのおかまいなしで
オトコを中心にたくさんのラジカセが持ち込まれました
当時はステレオの横長（確かサンヨーとかのダックスフント的なヤツ）ラジカセが人気で
中坊になったことでそれぞれ買ったり買ってもらったりしてたんだろーね
その中でモノラルはコイツくらいのもので、オマケに手作り感100％（笑）
リッチなアイツはオートリバース機能付！ ダブルカセット！ 倍速ダビング！
どれもコイツには装備されてないけど、不思議と愛着があったんで
オレのは誰よりも重いしタイア付きだぞ！ と、意味不明のアドバンテージを誇っていたのだ
そんな時間もつかの間、ラジカセは全て没収とのコト
ブーイングの中全て回収され、つまんねーの！ってな感じで待機
しばらくして
校内放送がかかり、オレに至急職員室に来い！との連絡がきたんでヘイヘイと行ってみると
職員室には4～50台のラジカセが集まっていて、なかなか壮観な風景
それにしてもオレ何か悪いことしたかなぁと、恐る恐る風紀の主任先生の前へ
このラジカセはお前のか？ と、先生
ん？ラジカセのコト？ とか思いつつも ハイ と、オレ
コレは転がして行けるものなのか？ と、先生
気付けば職員室中の先生がやや微笑みつつオレのラジカセを凝視する中
こーやって引っぱるとコイツは付いてきます！と機能を説明
おまえなぁ・・・ と呆れられつつも何とコイツだけ特例で持っていっていーとのコト！
何がどうウケたのかはさておき、まだ時代的に洒落の通じる時代だったのかもねぇ
とにもかくにもラジカセとしてはボロのコイツが新製品達を横目に何とも誇らしげなこと（笑）
オレ的にはおそらく自分の作ったモノが初めてオトナに認められた瞬間だったかもしれません
タイアが付いてるってコトで他生徒から何でアイツだけ？みたいな中傷もなく
一緒に30キロを歩くコトになったのだ（誇）
ひとつミスったのは
カセットテープを一本しか持っていかなかったコト
30キロの道のりである 延々と同じ曲のローテーションに自分含めて飽き飽き（笑）
そんなワケで未だ捨てられないボロの勲章ラジカセ
試しに通電してみるとバリバリの現役じゃん！ やっぱり捨てられそーにありません
ラジカセも古いけど、オプション？装着したコーラ缶もなかなかのオールドモデル
ラジカセも自分もずいぶんと歳を重ねたもんです･･･
