ステカ カッターホルダー XD-CH2

アップグレードを目指したハズが、限界を知る結果に・・・

XD-CH2

ここのトコロ、ビミョーに小さめなスケールの模型業務が重なり気味だったんで
カッティングマシンの精度を少しでも高めるべく、カッターホルダーを新規導入
で、せっかくなんで兼ねてから気になっていたアルミボディのモノを使ってみることに
見た目はカッコイイんだけど、はてさてどんなもんですかねぇ

カッティングマシンの要 カッターホルダー

カッターホルダー01

カッター刃を保持しつつ自在に回転できる機能と、刃先の出を微調整する機能を持つのがカッターホルダーっていうパーツで、コイツの調整を的確に行うコトがステッカーのアガリを左右すると言っていいパーツです 標準品として同梱されるのが上写真のXD-CH3で、今回新たに導入したのが下写真のXD-CH2 ステカ用ではないんだけど、適用機種のCAMM-1等とステカはココのパーツが共通っていうのと、メーカーの説明に 高精度なカッティングに・・・ 的文言があり、価格差1000円程度なら試す価値があるかもってコトで使ってみることに (ちなみにコイツは6~7000円します・・・ 高い・・・)
先端キャップ(左側)を回転させて刃先の出を調整できます 標準品のXD-CH3には標識線になる目盛りがあり(1目盛り0.1mm)、本体側の基準線を元にどのくらいにするかを調整できるんだけど、新規導入のXD-CH2には標識線こそあるもののボディに基準となる線がなかったので、写真のよーにボディにカッターでケガキ線を入れました

構造図

ローランドDGのサイトにカッターホルダーの内部構造図があったんで
ウチのサイト用にリライトしました
カッター刃はベアリングとマグネットのみで保持されてるのが分かると思います
刃の交換時はガイドピンを押し込むことで刃を押し出すという感じ
赤字のトコは個人的に加筆した部分で、この範囲でモロモロが可動するのではないかと

カッターホルダー比較01カッターホルダー比較02

両者を比較すべく色んなアングルから撮ってみました
とりあえずカミさんのキッチンスケール(1g表示)で重量計測してみると
刃ナシの状態で標準品が8に近い7g、新規導入のXD-CH2が10に近い11gって感じでした
わずかな差ではあるけど総重量を考えるとケッコウな違いカモ
XD-CH2は基本アルミボディ(素地)なんだけど、先端はブロンズ調のアルマイトが施され
いかにも質感が高そうな印象ですね
重量以外に感じた違いは、XD-CH2には可動部分にもしかするとスプリングが入っているよーな気がします
あとはガイドピンの長さがXD-CH2は少し長いっすね
コレはステカ(SX-8)には長すぎるよーで、正面カバーが閉じきれなくなりました
だもんでガイドピンのみ標準品を転用することで接触を回避してます

肝心の切れ味はというと・・・

RED WING

手持ちのデータでなるべく緻密なモノってことで、レッドウィングのロゴを切ってみることに
両者の違いはほとんどなく、カンパニーロゴの基本 R マークのみ
新規導入のXD-CH2にはメクレが発生しませんでしたね

RED WING02

カス取り後もRマーク以外に大きな違いはなく う~む・・・ といった感じ

業務スタディ

肝心の業務使いにはどのくらい好影響があったかというと・・・
ほぼ一緒 (涙)
写真のとーり何度となく色んなパターンでカットしてみたんだけど
(刃の突出量・カット速度・設定値の変更等をイロイロ組み合わせ)
こういった 角 が連続する図案ではステカの悪いトコがどーにも目立つなぁ
コレには少し(イヤ、かなり)落胆したね
まぁ コイツはそもそも個人的に 遊び の範疇で使えれば満足な道具だったし
その領域以上のコトを要求しなければステカでまったく問題ないんだけど
業務に本域で取り入れようとしたところで、ついに 不満 を感じるとこに来たという感じかなぁ

そんなあきらめをボスに相談したトコロ
もしかしたら大きな仕事が入るタイミングでついにプロ仕様のモデルを買ってもらえるかも!
ヤッター! と大手を挙げてヨロコビたいとこなんだけど
値段も桁違いで、それはそれで元を取らなきゃっていうプレッシャーもあり
ステッカー作りが 遊び じゃなくなるっていう寂しさもあったり・・・
でもやっぱりイイモノを提供したいし自分も使ってみたいからね
そんなワケで、只今プロモデル(GX-24やCRAFTROBO PROなど)を吟味中っす
カッターホルダー交換が・・・ なんだかオオゴトになりました (笑)

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